今好きなアイドル楽曲をバーっと並べてみました

この前「おすすめのアイドル曲ってありますか?」と訊かれたことがあって、どんな曲をすすめたらよいのか迷ってしまって、そういうときにぱっと、これとこれとこれという感じに出てくるといいなあと思い、今好きなアイドル楽曲をバーっと並べてみようではないかと思いました。

リリカルネッサンス『The Cut』

www.youtube.com lyrical schoolとアイドルネッサンスによる、Base Ball Bear feat. RHYMESTERの「The Cut」のカバー。ブラウン管を使ったMVもかっこいい。ナム・ジュン・パイクへのオマージュなのかな?

www.youtube.com lyrical school「ワンダーグラウンド」をアイドルネッサンスがカバーしているもの。会場の一体感がいい。

Maison book girl『snow irony』

www.youtube.com イントロからAメロは5拍子、Bメロからサビまでは4拍子という構成。他にも7拍子の曲とかもあって、アバンギャルドな構成でありながら、自然な感じで聴けるところが不思議。

Stereo TokyoPARTY PEOPLE

www.youtube.com EDM系のアイドルはいるけれども、どうやってノッたらいいか問題というのがあったのだけど、そうか、パリピになっちゃえばいいんだという逆転の発想。

2016.01.23 STEREO JAPAN / Electron 〜 Anthem / IBIZA Release Party
思わず「パーリーピーポー」って言いたいくなる。音が分厚くてめちゃめちゃかっこいい。

sora tob sakana『夜空を全部』

youtube.com なんていい曲。そしてシーンがある曲なんだと、初めて聴いたとき感動した曲。これ小さいアイドルの子がうたっているけど、 BUMPとかが歌ってもいい感じになりそう。

BELLRING少女ハート『asthma』

www.youtube.com アーティストとしては本物ではないのかもしれないけど、神がかりというか時代を捉えているというか、真実がそこにあるという感じ。歌はめちゃめちゃ下手なんだけど心をグッと掴まれる。

校庭カメラガール『Puppet Rapper』

校庭カメラガール 2015/09/18 「第5回・消エル赤血球」 @下北沢GARDEN
略したときに「オウテカ」に似た言葉にしたいということから「コウテカ」「校庭カメラガール」という命名したのだとか。EDM系の音楽でラップをするスタイルなのですが、ジャストビートのスネアが心地よいのブレイクビーツのこの曲が好きです。

校庭カメラガール / Dance with Mr.loneliness @サワソニ野外フェス
『Dance with Mr.loneliness』は切なさと熱さが入り混じってて泣ける曲。

3776『序曲』

序曲 / 3776(みななろ)
2015年の1月のガルポプ冬休みスペシャルでこの3776の『序曲』が流れていて、「これがアイドル楽曲なのか?!」と衝撃を受けてアイドル楽曲にハマりました。

3776/みななろ 誰かのモノです 160522 at 富士宮花と食の元気広場
この『誰かのモノです』もアヴァンギャルドです。

モーニング娘。’16韓国の音楽番組への出演を観て、日本→韓国→世界というのもありかもと思った


[4K] 161006 Morning Musume。 '16 (모닝구 무스메 '16) Special Medley 직캠 @ 뮤콘 개막특집 AMN 빅 콘서트

モーニング娘。’16が10月6日、韓国の音楽の特別番組に出演しました。道重さんの2年ぶりのブログ投稿の熱も覚めやらぬ中で良いこと続きですね。韓国の音楽番組に出るらしいくらいにしか知らなかったのですが、「泡沫サタデーナイト!」「One・Two・Three」「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」「What is LOVE?」などおなかいっぱいの内容で、番組が始まるとツイッターがどんどん賑わいだしました。

モーニング娘。'16にU-KISSメンバーが日本語でインタビュー!「少女時代の『GENIE』が好き」 - ENTERTAINMENT - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle

驚いたのは、テレビの映像をキャプったものよりも、会場で撮影している人の映像のほうが先に飛び込んできたこと。韓国ではライブやイベントを観客がスマホで撮ってネットに上げたりするのがOKになっているようで、芸能人と一般人の距離感が近いと感じました。

日本でもTIFのときツイッターに自分で撮った映像をアップしている人たちがたくさんいました。テレビに比べると画質も音質も劣るのだけれども、逆にそこにリアルさがあっていいという。同じ曲でも撮る人のフィルターを通すとこんなに違うものなのかと感じました。

シーンや時代というものは、衝動とか狂気とか、熱量によって生み出されるものなんだなあと痛感しました。

マスターさん

今回、TLによく「マスターさん」という言葉が出てきました。ちょっと調べてみたら、マスターさんとはこういうものらしいということがわかりました。

マスターさんとは私設ファンサイト(ペンカフェ)の設立者の方のことです。このペンカフェは韓国の事務所にも許可を得ているもので、活動中にアイドルに食事を提供したり、誕生日にケーキを贈ったり、コンサートの際に米花輪と呼ばれるものを贈ったりします。

また、それぞれのマスターさんが各々でスローガンを作ってイベントで配布したり、撮った写真で写真集を作って販売したり、その他にも様々なグッズを作って販売しています。

私たちが普段ツイッターで見かけるきれいな写真は、このマスターさんたちが撮影したものです。マスターさんはこのきれいな写真をツイッターやファンサイトにupしてくれます。

このように、マスターさんは撮った写真をツイッターやサイトにupすることを事務所から許可されています。メンバーたちはマスターさんの顔を覚えているので自分から手を振るなどアピールをしたりします。

マスターさんとは??マスターさんをフォローするメリットとは??詳しく解説!|4年間ずっとライブにボッチ参戦だった私が、仲がいいオタク友達を増やし、晴れてボッチ参戦を脱出できたある方法
http://ameblo.jp/jay190/entry-12065767972.html
から引用

以前からYouTubeなどで韓国のグループの映像を見ているときに、やたらレスをくれているものがあって、どういうことなんだろうと思っていたのですが、なるほどこういうことだったのかと合点がいきました。日本でペンカフェ制度を設けるのは難しい思いますが、なんかこの制度は面白そうというか、何か光明があるんじゃないかと思いました。

韓国の音楽番組にもっと出て欲しいと思った

もっとモーニング娘。'16やハロプロの他のグループには韓国の番組(今回みたいな歌の特別番組みたいなやつ)にどんどん積極的に参加していってほしいと思いました。

こんなことを言ったら誰かから怒られるかもしれないけど、アメリカのアニメ祭り的なものに参加するよりも、こっちに出るほうが全然いいんじゃないかと感じました。
海外で公演することはとても良いことだと思うのですが、クールジャパンにのっかっても新規獲得には繋がらないんじゃないかという印象がありました。

何より今回の番組が良かったのは、モーニング娘。'16の扱いが日本のテレビよりも格段に高かったこと。
日本ではLOVEマシーンハッピーサマーウェディングあたりしか歌わせてもらえていないような気がします。
韓国でのモーニング娘。の人気はもともと高いと思いますが、韓国のファンをもっと増やすことができるのではないかと感じました。

フォーメーションダンスが今の韓国のアイドルグループにはほどんどないのではないかと思います。
少女時代とかはフォーメーションダンスをしていたような気がするのですが、最近の韓国の女性アイドルグループのダンスは、韓国風ダンス(何か名前があるのかもしれませんが分からないのでとりあえず)をしているグループが多くなっているように感じます。
他の国にはない要素があって面白いのですが、なんだか最近はガラパゴス化している傾向にあって、どのグループも似たようなダンスになってしまっており、グループの個性というのがあまり前に出てこないような印象を受けます。(これはあくまで私個人の意見ですので怒らないでください)

そんな中で、モーニング娘。のダンスは韓国の人たちにも新鮮に写ったのではないかと思います。ひょっとすると韓国でも、昔のモーニング娘。は知っていたけど、今のモーニング娘。'16がこんなにカッコよくなっているということを知らなかった、という人も多くいたのではないかと思います。

モーニング娘。'16が日本の音楽業界にも韓国の音楽業界にも風穴を開ける存在になったら面白いなあと思います。

進化し続けるモーニング娘。'16に感動(2016年10月1日鹿児島宝山ホール)

モーニング娘。のコンサートを観るのは昨年の12月8日、鞘師さん最後の武道館以来10ヶ月ぶり3回目。

正直、鞘師さんが抜けてからしばらく声をきくと切なくなるのでモーニング娘。の曲自体もあえて聴かないようにしていました。

でも行きたいという気持ちが沸き起こり、しかも秋は鹿児島に来てくれるとあり、昨日の鹿児島に行ってきました。

 

正直、鞘師さんがいないモーニング娘。という現実を自分は受け止めるとこができるのだろうか、鞘師さんがいないと寂しいなと、ふと観ているときに思ってしまうのではないかというのが不安でした。

 

りほロスが吹き飛んだ

しかし、そんなことは全くの杞憂でした。ツアーが始まってまだ2週間というのに、めちゃめちゃ完成度が高くてびっくりしました。

昨年は大分で観たのですが、まだショーとしてこれから作っていく感じなんだろうなと見えるところがいくつかあったのですが、今回はもう完成されてる。

そしてメンバーの成長。昨年武道館で観たときから1年も経っていないのに、みんなこんなに成長しているなんて!

譜久村聖さんのリーダーとしての安心感、佐藤優樹さんの流し目(佐藤優樹さんは絶対山口百恵さんを研究していると思う)、手からすっぽ抜けてステージに転がったサイリウムを曲終わりにさっと舞台袖のスタッフに投げる工藤遥さんの臨機応変の対応ぶり、小田さくらさんはパワーに加えて艶がさらにましていて、みんな堂々としていて、「モーニング娘。感」がさらに高くなっていました。

決して鞘師さんとの比較でではなく、今のモーニング娘。'16は最高です。

 

セトリが最高

「夕暮れは雨上がり」や「今すぐ飛び込む勇気」は鞘師さんのことを思って作られている曲と思っていましたが、昨日のコンサートでむしろ今のモーニング娘。'16のために作られた曲なんじゃないかと思えるくらいピッタリでした

「泡沫サタデーナイト」は、自分はもともとそんなにピンときてなかったのですが、ライブで一緒に「うーたかた」とやりながら聴くとめちゃくちゃ楽しい!

Password is 0」「 わがまま 気のまま 愛のジョーク 」「What is LOVE?」と畳み掛けて最高潮に盛り上がり、全員挨拶が終わってからの「Be Alive」。イントロのピアノのところで涙が溢れてきて胸が熱くなりました

あと、アンコールでの新曲「そうじゃない」。ものすごいスルメ曲ですね!Bメロでグニャッと「なんでそっち行っちゃうの感」がゾクッとしてたまりません。これは売れるでしょう。

 

有言実行で進化し続けるモーニング娘。'16

鞘師さんが卒業して、これからのモーニング娘。をどうしていきたいかということについて、佐藤優樹さんが

「今までは鞘師さんがエースだったけど、これからはそれぞれのいいところをみんなが出し合って、みんながエースみたいなグループにしていきたい

と言っていて、「そんなにうまくはいかないんじゃないかなあ」なんて思っていたのですが、今日のステージを観て、見事にそうなっていることに感動しました。決して並大抵の努力でできることではなと思います。

常に前へ進化し続けるモーニング娘。'16の姿に感動して、めちゃくちゃパワーをもらいました。つんく♂さん、モーニング娘。'16、ほんとにありがとうございました。

 

 

 

工藤遥さんのヤンタン新レギュラーを祝してこれまで出演した過去2回をまとめてみました

工藤遥 HARUKA [DVD]工藤遥さんのヤングタウン新レギュラー決定を祝して、今まで工藤遥さんがヤンタンにゲストとして出演された過去2回のおもしろかったポイントをまとめてみました。

1度目の出演(2015年8月15日)

ヤンタンに初出演した工藤さん。オープニングトークでは話に参加せず、タイトルコールの後紹介されるまで黙っているという決まりを知らず、さんまさんが履いてきたONE PIECEのサンジの靴下の話に食いつき、さんまさんに「後で紹介するから」とたしなめられるところからスタート。

「おじいちゃんと話しに来た」みたいな雰囲気です

さんまさんに、60歳以上のさんまさん、ショージさんを相手に喋ることに緊張していないかというさんまさんの気遣いから、「爺さん2人とがいるのってどう?」と聞かれるが、額面通りに受け取った答えをしてしまう工藤さん。

さんま:60の爺さん2人と10代2人がいるっていうのは。どんな感じなの?工藤は今日来てて。

工藤:えー?ちょっとあれですけど、「おじいちゃんと話しに来た」みたいな雰囲気です

さんま:ちょっと感じ悪いなそれは。

工藤:申し訳ないですけど。

ショージ:お父さんいくつ?

工藤:お父さん46です。

さんま:そんならまあまあ。おじいちゃんは健在なの?いくつ?

工藤:おじいちゃん68とかですね。

さんま:まあまあおじいちゃんいう感じやな。じゃああんな靴下(サンジの)履いてるのあ嫌なんかな?

工藤:でも、逆にさんまさんがおじいちゃんだったら楽しいですね。ONE PIECEとかの話もできるし、本当におじいちゃんはおじいちゃんなので、さんまさんはおじいちゃんって感じあんまりしないです。

さんま:そしたらおじいちゃんて言わんといてくれるかな。

全員:アハハハ

工藤:すみません。

さんま:お前がおじいちゃんみたい言うから、ちょっとショック受けたんやけど。

工藤:すいません。

さんま:かまへんかまへん。おじいちゃんやからなこれどうしようもないわな。そうやな。もうそういう歳やねんな。

飯窪さんとマンガキャラかぶり

漫画大好きキャラということでヤンタンでも定着している飯窪さん。工藤さんも漫画好きで、最近キャラが被ってきていることに少し不満を持っていると打ち明ける。さんまさんは「マンガキャラは飯窪さんにあげて」と言い、そのことをあとで振るが、全くそのことに気づかずラブライブの話を熱く語ってしまう工藤さん。

飯窪:みんなキャラクターを作ろうとするんですけど、私はマンガが好きっていうことしかなかったので、くどぅーは最年少とかいろいろあるじゃんって思ったんですよ。

さんま:ああ、売りがあるのにマンガ好きは私のもんだって、そういうのは気をつけなあかんで工藤。「あ、かぶってる」とか、「飯窪さんはこれで売ってるのに」とか、そいういうのあるやんか。マンガ好きは一応はるなんに。

工藤:そうですね。

さんま:飯窪、今オススメはなんやねん。

飯窪:ハイキュー!!」です。2・5次元ミュージカルもやります。

さんま:あれすごいらしいなあ。ステージの奥行きがすごい広いんやろ?

飯窪:光とか使っていろいろ。

さんま:あんなん好きなのかー。

飯窪:テニミュ」って言って女子にすごい人気ですね。

さんま:工藤、お前は何好きや今。

工藤:私ですか?今、あの、「ラブライブ」っていうアニメが好きで、

さんま:うん。。

工藤:学校を廃校から守るために、スクールアイドルっていうのを始めるんですよ。それが世の中にだんだん浸透していって、同じアイドルの立場からしてて・・・

さんま:工藤、さっきから言うてるようにマンガは飯窪にあげてくれる?

ショージ:あんた振ったやん、さっき。

工藤:一応あたし、アニメとかゲーム寄りで攻めたんですけど。

さんま:やめてあげてくれるかな。「一切知りません」って。さ、続いて。

イス取りゲーム号泣事件

工藤:番組で人数分イスがあるイス取りゲームをやったんですよ。いつまでも終わらないってなったのに、「次決勝戦行きまーす」って突然鞘師さんと道重さんだけになって、イス取りゲームが始まったんですよ。
で、おかしいでしょって言ってて私もずっと間違ってますよねって言い続けてたんです。だけど大人はなんかいいからやっててみたいな。

さんま:テレビ番組やろ(笑)

工藤:「なんか何?」みたいに言われて「はあ?!」ってなって、すごい頭にきて反抗しまくったんですけど、挙句の果てには「うるせーんだよ」とかまで言われて、しかも遠くでマネージャーさんたちはゲラゲラ笑ってるし、

さんま:そらせやな(笑)。むちゃくちゃ面白いなその話。そらマネージャー、ゲラゲラ笑うのもっすごい分かるわ。「お前、なにむきになっとんねん」言うやつやろ?

工藤:そうですよね。しかもイス取りゲーム頑張ったらテレビに映れるとか、だから一生懸命頑張って、絶対勝ち残ろうとしてた負けず嫌い精神が空回りしちゃって、大泣きですよね。

さんま:もうディレクターの思うツボやなあ(笑)。

飯窪:「イス取りは理不尽なルールだと楽しくない」という教訓のコーナーだったんですよ。

さんま:そういうことやったん。なのに「なんでよ!」ってなったん。

工藤:工藤「まじめに仕事しに来てんのに」とか言いながら泣いてました。

さんま:すっごいアホやなお前。

出川さんに蹴りを入れる事件

バラエティ番組でも負けず嫌いが出てしまう工藤さんに対してさんまさんは春日かと突っ込む。

工藤:これもテレビ番組で、出川さんと対決させて頂いたときに、私は正々堂々と戦おうとしてるのに出川さんがすごいちゃちゃ入れてくるから、「なんだ?」と思って

さんま:番組やろ?(笑)

工藤:つい足が出てしまって、あやうく顔を蹴りそうになってしまって

さんま:ヒャーッ(笑)ビックリしたやろうなあ出川。番組盛り上げようと一生懸命やってるのに、前でムキになって「なんだお前」って蹴り入れそうになる女って。タチ悪いなあお前。お前オードリーの春日っぽいねんな。勝たないと気が済まないねんな。

工藤:気が済まないです。

飯窪さんをバカ呼ばわりしてた事件

中学2年のときにインタビューで飯窪さんのことをバカ呼ばわりしていたことを明かされ、あの頃はイキってました、黒歴史でしたと謝る工藤さん。さんまさんは、イキってもいいけど言うてええことと悪いことがあるぞとたしなめる。

飯窪:(メールを読む)工藤遥ちゃんが中学2年のときにインタビューに答えて飯窪春菜について言うとったなう。「意外と頭が悪い。あ、でも、これは意外でもビックリでもないのか。私的には5歳も年上だから私よりは勉強もできるし、中2の間違いを指摘できるから頭は悪くないと思ってたんです。でも、飯窪さんはやっぱりバカでした。普段の発言もそうだし、漢字も弱いし」

さんま:ひどいこと言うとんな。

工藤:本当に申し訳ないです。

飯窪:今初めて知った!2年越しに。

工藤:ほんとにごめん。本当にごめんなさい。

さんま:本人の前で言ったんちゃうんやろ?とんでもないねえ。

工藤:本当に加入してから、かなりイキってたんですよ。

さんま:まあええけどな。そういう奴がいててもな。でも、そんなイキってたという言葉では片付けられへんよお前。イキっててもええけど、言うてええことと悪いことあるからね。5歳上の人に「バカですよあれ」って言うてんねんでお前。

工藤:それで、何だろうなあ。

ショージ:「何だろうなあ」って(笑)

工藤:何ですかね。私もきっと無駄な、あの、やっぱ、こう、3人は普通にオーディションから入ってきて、私はもともと研修生から入ってきたという無駄なプライドからそうなってて、超生意気だったんです。

さんま:「せやな」。いやいや、それだけでは片付けられへん言うてるやないか、なあ。でもその時には「バカだなあ」思うててんやろ?

工藤:思ってたんだと思います。

さんま:正直にこんだけ思うてるって気持ちええよな、バカって。「あの人漢字も知らないし」。

飯窪:清々しいですね。ただ中2の頃はそう思ってたのかと。

工藤:いやもうほんと申し訳ない。

さんま:今もバカは消えないからね。「こいつバカだなあ」。

工藤:いやいやそんな思ってないです。思ってないです。

さんま:友達に言うてたんやろ。「バカ部でしょだいたいあの人」とか。「目見たら分かるでしょ、バカ部だとバカ部」。

工藤:言ってない、言ってない。言ってません。言ってません。

さんま:イキってたなあ、それは。

工藤:ほんとにもう、自分の中の黒歴史です。

さんま:黒歴史やあれへん。そういうキャラやから。12歳で気を使うのもおかしいし。

エンディングでも飯窪さんのことを・・・

マンガキャラのところで振りに気づかなかったこともあり、さんまさんは工藤さんに飯窪さんをバカと言っていたことについて振る。そこでも工藤さんは振りに気づかず工藤さんがバといいかける寸前でさんまさんがお別れの挨拶。

さんま:お前の強気な性格がええねんな、芸能界に。ほんで最後に答えてくれ。飯窪を本当は今はどう思うてんねん。

工藤:エヘッ!?、そうですねえ、、、

飯窪:いいよ正直に。

工藤:すっごい可愛がってくれるんですけど、まあ・・・

さんま:お相手はさんまと。

ショージ:ショージと

飯窪:モーニング娘。15飯窪春菜

鞘師:鞘師里保

工藤:工藤遥でした

さんま:また来週お会いしましょうさようなら

全員:さようなら

2度目の出演(2015年11月14日)

2度目の出演は11月14日。工藤さんは前回のように黒歴史についていじられないように、今回は前回と打って変わっておとなしめの雰囲気。序盤ではツアー中に肩が外れた話など真面目な話に終始するが、後半での「かわいい」話で一気に盛り上がる。

「かわいいを訂正することにストレスを感じます」

「かわいい」のためにストイックに努力している工藤さんに対して、無理はよくないからあきらめろとさんまさん。しかし工藤さんはそれに必死に抵抗。

工藤:(川柳のメールを読む)6時以降、基本なにも、食べません

さんま:そうしてんの?

工藤:そうしてます。自分で道重さんよりかわいいとか言っちゃったもんだから、気を使わなきゃと思って、6時以降ごはん食べないようにしたりとか、撮影の前は食事制限したりしてます。

さんま:ああ、まあまあまあ、プロやからなあ。

ショージ:それ訂正したら食べれるよ

工藤:やっぱ食べます。

さんま:「私道重さんよりブサイクですもう、そんで鞘師さんもそんな好きじゃないです」って言うたら気持ち良く生きていけるんちゃうか。人間ちょっとでも楽なほうが楽やでほんまに。無理することは一番ストレスやからな。

工藤:でも、その、あれですよ。かわいいに関してはむしろ訂正したらちょっとあれです自分的に。

さんま:何言うてるのお前。

飯窪:わあ〜

工藤:訂正することにむしろストレスを感じます。

さんま:ファーッ!(笑)。頑張れよ。はい次。

工藤:(川柳のメールを読む)プールでね、足首骨折したけれど、病院いかず自力で治した

さんま:お前肩外れるわ足って、骨弱いんちゃう?

ショージ:食べてないから。カルシウムとか。

さんま:カルシウム不足やわ。

工藤:なるほど。訂正、

飯窪:せめて8時以降とかにしたら?6時は早すぎるよ。

工藤:8時くらいにします。

さんま:あきらめろって言うてんねん。「かわいい」を。

工藤:ええ?!

さんま:「ええ?!」って言われてもやなあ。それはお前、人って、お前が思ってるかわいいは違うぞ。人が見てかわいいやからな。

工藤:でも、最近いろいろテレビとか出させて頂くことで、黒髪ショートの子かわいいみたいな声をちらほら聞くんですよ

(爆笑)

ショージ:「ちらほら」って(笑)。商店街で?(笑)

工藤:聞くから、世間にも受けるのかなって思うようになって。

さんま:いや、ごめんなさいね。俺もテレビとかいろいろ出てて、「ほんとかっこいい」ってちらほら聞くよ。それほどかっこよくないやろ?

工藤:いや、かっこいいと思います。

(爆笑)

さんま:そうなの?お前かわいい

飯窪:ああ、またそうやってー

工藤さんが入ったヤンタンはどうなるか

最後に、工藤さんがヤンタンに入ることで、これからのヤンタンがどうなるかを考えてみたいと思います。

工藤さんのおいしいところ

工藤さんの一番面白いところは「性格はまじめでとてもしっかりしているのに天然なところ」。振りやお約束が分からずとんちんかんな答えを言ってしまところだと思います。さんまさんはとんちんかんな答えをする人(ジミー大西さん、浅田美代子さん、中村玉緒さんなど)の良さを引き出す天才なので、番組内でも面白い科学融合がたくさん起こるのではないかと思います。

「普段はきはき喋っているぶん、うろたえて行き当たりばったりで喋るときが面白い」

飯窪さんをバカ呼ばわりしていたことについて、突っ込まれてアワワとなったりするあたりが、工藤さんは普段ハキハキと喋っているぶん、余計に面白みがでます。さんまさんならではの激しいツッコミに、ときどきそういう一面が見られるのではないかと思います。

工藤さんの独特の価値観をさんまさんがどう料理するか

「かわいいを訂正するつもりはない」の話など、工藤さんはかなり独自の価値観を持っている方なので、そこにさんまさんがそれは違うやろと突っ込むパターンもあるのではないかと思います。ここにもするどく突っ込む人が今までいなかったので面白いのではないかと思います。

工藤さん舞台女優としてのさらなる飛躍

しかし、一番の楽しみは、ヤンタンに出ることで、工藤さんがさんまさんから芸人の人生哲学を学んで、さらに一段上のエンターテイナーになることだと思います。特に舞台で活躍している工藤さんにとって、お笑いモンスターさんまさんの姿だけではなく、舞台人さんまさんの背中を見て学ぶことはとても大きいと思います。

とにかく、楽しみですね!おしまーい

鞘師里保さんは「すいませんはけますね」と言って武道館のステージを降りていった

「スポットライトの長さはエンターテイメントに比例する」小室哲哉さんがデビューして間もない頃言った言葉だ。

鞘師さんは今年の12月31日でモーニング娘。'15を卒業する。まだ卒業には23日あるわけだが、「鞘師さんのいるモーニング娘。の武道館のコンサート」は今日が最後で二度と見ることができない。

客席の角度と、四方八方に囲まれたサーカス効果と、聖地としての独特の空気感。大音量のキックの振動、きらびやかな照明。炎を使った演出もとてもよかった。モーニング娘。'15には本当に武道館という「箱」がよく似合う。

モーニング娘。'15のコンサートが他のアイドルのショーアップと違うところは、ショーアップはアトラクション的なものではなく、あくまでパフォーマンスを引き立てるためのもので、主役はモーニング娘。'15メンバー卓越したスキルを持ったメンバーの実力がなせる技である。モーニング娘。'15の凄さを見せつけるには、武道館こそが最高の場所だ。

正直、鞘師さんがモーニング娘。'15を卒業することで、他のメンバーにもこれから大丈夫なのだろうかという不安を持っているのではないかと思っていたのだが、そんなことは杞憂だった。

モーニング娘。'15の「モーニング娘。感」は今までより輝きを増していた。神々しいという表現がぴったりだ。強さと迫力に満ちたステージだった。

鞘師さんの卒業が発表されてから慌ただしいスケジュールで駆け抜けてきて、余裕もない中での武道館となったと思われるが、生っぽい感じがして良かった。一人ひとりが見えない未来へためらわず前へ力強く進んでいくモーニング娘。'15の姿を感じることができた。

「今のモーニング娘。ってすごい!」と世間を驚かせたフォーメーションダンス。『君の代わりは居やしない』、『What is LOVE?』、『愛の軍団』、TIKI BUN』、『Password is 0』、『わがまま 気のまま 愛のジョークなど』のEDM路線の楽曲では、鞘師さんがセンターのモーニング娘。の重厚感を感じた。アコール前の最後の曲は、鞘師さんが、自分にとって一番の思い出の曲、『One・Two・Three』で締め括った。

アンコールの『ここにいるぜぇ』では、鞘師さん以外の他のメンバーが、鞘師さんを真ん中に引っ張り出すなど、全く違う振り付けをするというサプライズもあった。

最後のメンバーの挨拶では、佐藤優樹さんが「鞘師さんの嘘つき。ずっと一緒にやってくれると言ってたのに」と言い、譜久村聖さんは「鞘師さんと一緒にモーニング 娘。で叶えたい夢もたくさんあった」と言った。「もっと一緒にやりたかった」そういう思いが伝わってきた。

鞘師さんがここでモーニング娘。から居なくなるということは、寂しいとかそういう次元ではなく、日本のエンターテイメントにとって損失と言えるほどのことかもしれない。

アメリカに行って帰ってくるときには英語やダンスを覚えるということだけでなく色々なことを吸収して、「成果を持って」帰ってきたいと鞘師さんは力強く言った。鞘師さんが思っている「成果」とはきっと、ファンの想像を超えるような大きいものだろう。

ダブルアンコールでは「走っていっていいですか?」とステージの左走って行きファンに手を振り、最後はステージ中央のセットに隠れ、顔を出したりひっこめたりして、「すいません、はけますね。ありがとうございました」と行って武道館のステージを降りていった。

その姿はスーパースターではなく、紛れもない等身大の鞘師里保さんだった。最後までカッコいい自分でいるのは性に合わないと思ったのかもしれない。少し恥じらい、照れくさそうな笑顔見せながら、武道館のステージを降りていった。

 

One・Two・Three

One・Two・Three

 

モーニング娘。 鞘師里保 写真集 『 アンドゥトゥア 』

モーニング娘。 鞘師里保 写真集 『 アンドゥトゥア 』

 

 

 

 

モーニング娘。 鞘師里保 全集2011-2015
 

 

マロテスクとイリュージョン

福田花音さんは捉えどころのない魅力を持っている人である。

例えばハロプロを知らない人に対して、鞘師さんのすごさを説明するときに、「ダンスも歌もキレッキレですごいんだよ」と言ってMVを見せれば、相手もなるほどとなるのだが、福田さんの場合は、一言で説明するのは難しい。かわいいとか、不思議とか、楽しいとか、面白いといった答えは、どれも当たってはいるが、それだけでは核心を突いていない気がする。

イリュージョン

出すぎた杭は打たれない/ドンデンガエシ/わたし(通常盤C) アンジュルムのラスト・シングルの中の一曲の、福田さんが作詞した「わたし」のジャケットを見てとっても、微笑んでいるような、怒っているような、悲しんでいるような、喜んでいるような、どの感情とも取れる表情をしている。

音楽ライターの南波一海さんは、自身のUst番組「アイドル三十六房」の中で、福田花音さんと対談しているときに、「福田さんって、いつも話しているうちに、だんだん視界が霞ががってぼんやりとしてくるんですよね。分からなくなるんですよ、現実がなんなのか」と述べていた。

たしかに福田さんはその番組の中でも、「犬をハロプロに入れたい」と言い、その番組に前回出演したときには、「ユーチューバーになりたい」「家で妄想で番組をやっている」と話し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

この福田さんが作り出す「現実か現実でないのか分からない世界」、それは立川談志さんのイリュージョンなのではないかとふと思った。福田さんはウーマンラッシュアワーの村本さんの大ファンで、トークの中にも村本さんっぽい「盛り」を入れることが多いが、福田さんの世界にはそれだけでは説明のつかない何かがある。

立川談志さんはイリュージョンについてこう述べている。

“人間が本来持っている『イリュージョン』、つまりフロイトの謂う『エス』ですよね、言葉で説明できない、形をとらない、ワケのわからないものが人間の奥底にあって、これを表に出すと社会が成り立たないから、『常識』というフィクションをこしらえてどうにか過ごしている。”
立川談志『人生成り行き -談志一代記-』)

“現実にはかけ離れているもの同士を「イリュージョン」でつないでいく。そのつなぎ方に面白さを感じる了見が第三者とぴったり合ったときの嬉しさ。『何がおかしいのか』と聞かれても、具体的には説明ができない”
立川談志『最後の落語論』)

(引用)立川談志師匠の「松曳き」

現実にはかけ離れているもの同士を掛け合わせる、福田さんのトークにはそういった要素が多く含まれている。

「家でさあ寝ようと思って部屋に入ったら、ベッドの横で体育座りで座っている男の人がいて、なんだろう怖いなあと思いながらよく見てみたら、福士蒼汰さん似の人だったので、そのままほっといて布団に入って寝ちゃいました」
「ホテルで髪の毛を抜いてたらだんだん楽しくなってきちゃって、どんどん抜いてたら毛玉ぐらいの大きさになっちゃって、ゴミ箱に捨ててみたんだけど、ひょっとして掃除の人が見てオバケだと思って驚いたら大変だなって思って、メモに『これは私の髪の毛でオバケのしわざではないので安心してください』って書いて置いてきました」

これらの話が100パーセント作り話だとしたら、なぜこんな状況を思い浮かべることができるのか、という疑問が浮かび上がる。はたまた作り話でないのだとしたら、こんなことが実際にあり得るのだろうかという疑問が浮かび上がってくる。どこまでが体験談で、どこからが作り話かという境目が分からない。しかし、聴いていて頭の中で、ポンポンと画が浮かび、そこから想定もしない次の画へ飛んでいくのである。

なぜ、福田さんがこのような技法ができるのか。それはつんく♂さんの歌詞を深く研究しているからだろう。つんく♂さんの歌詞には「つんく♂ムーブ」と呼ばれる技法が登場する。

"宇宙のどこにも見当たらないような 約束の口づけを原宿でしよう”(モーニング娘。「Do it! Now」)

映像でいえば、宇宙の画があってそこから物凄い速さでズームアップして原宿の2人にフォーカスするといった感じである。「なんで宇宙のどこにもないものが原宿にあるんだろう」と一瞬思うのだが、なんだか分かるという感じになるのである。

福田さんはもともと、テレビやMCでも話を振られたりするのも嫌なほど話すのが苦手だったという。話すことを紙に書いて整理してから喋っていたそうだ。

つんく♂さんの歌詞の理解を深めるうちに、次第につんく♂ムーブを体得して、空想や妄想と現実の要素を自在に繋ぎ合わせてイリュージョンを作り出せるようになっていったのではないかと思われる。本人が言う「マロテスク」という世界観もまさにイリュージョンである。かわいいようで怖かったり、楽しいようで悲しかったりと、一定のところに留まる固定された観念ではない曖昧模糊としたものなのである(まろっぽいものは全部マロテスクという説明も本人はしているが、これはこれらのことを説明するのが面倒くさいため、ざっくりとそう言っているのだと思われる)。

業の肯定

立川談志さんが落語を突き詰めていく中で、落語の中にあるイリュージョンと同様に見つけたもう一つの大きな要素、それは「業の肯定」である。この「業の肯定」においても、立川談志さんが落語で業を肯定したように、福田花音さんはアイドルで業の肯定をしてきたと言えるのではないだろうか。

立川談志さんは業の肯定についてこう述べている。

「世間で是とされている親孝行だの勤勉だの夫婦仲良くだの、努力すれば報われるだのってものは嘘じゃないか、そういった世間の通念の嘘を落語の登場人物たちは知っているんじゃないか。

人間は弱いもので、働きたくないし、酒呑んで寝ていたいし、勉強しろったってやりたくなければやらない、むしゃくしゃしたら親も蹴飛ばしたい、努力したって無駄なものは無駄--所詮そういうものじゃないのか、そういう弱い人間の業を落語は肯定してくれてるんじゃないか、と」
立川談志『人生成り行き -談志一代記-』)

(引用)立川談志師匠の「落語とは、人間の業の肯定」論について | ポンコツ山のタヌキの便り - 楽天ブログ

つまり業とは、人間の弱いところ、だらしないところという意味である。落語に出てくるキャラクターには、かっこ悪くて仕事もろくにしない、冴えない人間が多い。しかし、落語を聴いているとそういったキャラクターたちが可愛く愛おしく思えるのである。

自らのファンに塩対応をしたり、「キモッ」とか「なめんなよ」と言ってファンが喜ぶアイドルはなかなかいない。それは立川談志さんの盟友、毒蝮三太夫さんが、ラジオでスーパーでの公開収録に集まったご高齢の方に向かって「ババア、死んじまえ」と言うと、場内が暖かい空気の大爆笑になる構図に似ている。

福田さん自身がヲタク気質なところがあるせいか、ファンからしてみると「どこか自分と似ているところがある」と思わせてくれるところがある。そうでなければ、自分の中のヲタクの気持ち悪い部分をイジられて嬉しくはならないはずである。

多くのアイドルの場合は、アイドルがアイドルの目線からヲタクの目線へ降りて行き、ファンは「こんな俺のことを一人間として見てくれるなんてありがとう(ぺろりん先生のマンガに出てくるメガネのヲタクの人が拳を握りしめながら涙を流している図のような感じ)」とカタルシスを覚え「ヲタでよかった」と思わせてくれるのだが、福田さんの場合はそう甘くはない。

福田さんはファンに対してもともと同じところにあった目線を、そこから思い切りずらしていくのだ。そうなるとファンは「あれ?俺ヲタクとして何か悪いところがあるんだろうか?俺はオタクでいいのか?っていうかそもそもヲタクってなんだ?」という渦に引きずりこまれるのである。そこで自分の業を認識するのだ。「自分って何でヲタクなんだろう?」という原点に立ち返ったとき、自分の業(この場合痛さやヲタヲタしさといったもの)が可愛く愛おしく思えてくるのである。

前例がないことが好き

「前例がないことが好き」な人と言えば、立川談志さんの右に出る人はなかなかいないだろう。談志さんは、落語家として前例のないことをたくさんしてきた。参議院議員になり、「笑点」を作り、落語協会を脱退、立川流を創設するなど、誰もが想像もつかないことを成し遂げた。

f:id:zakisan3:20151203022235j:plain 福田さんはアンジュルムを卒業後、作詞家に転身する。これもハロプロで前例のないことである。また、今までのハロプロの卒業では、卒業してから世間に再び登場するまで、少し間を置くのが通例だったが、福田さんは卒業の次の日からツイッターを始めた。これも前例のないことである。
しかもこの画像を見てみると、ひょっとしてこの写真は卒業する前に撮っておいたのではないか?福田さんだったらそれもあり得なくないと勘ぐってさえしまうところがある。さすがに卒業公演で疲れきった翌日にカラオケをいくのはさすがに大変だろう。
以前から卒業の次の日からツイッターをやろうと考え、そこでひとネタ用意しておこうと卒業の前の忙しいときに考えているというのがすごいとしか言いようがない。卒業すると多くのアイドルはファンから距離が離れていってしまうものだが、卒業して距離感が近くなるアイドルというのもなかなかいない。他にもユーチューバーをやりたいなど、いろいろ前例がないことを考えているようだ。

世の中には前例のないことを次々とやってのける人がいる。その人たちに共通するのは「前例のないことが好き」だということだ。

野球解説者の江川卓さんは現役時代、オールスターで、江夏豊さんの持つ9人連続三振にあと一歩の8人連続三振のところで9人目にバットに当てられセカンドゴロになり、江夏さんの記録に並ぶことができなかった。

普通の人だったら、よし、何がなんでも江夏さんの記録に並ぶぞと思うところである。しかし江川さんは違った。キャッチャーにストレートを要求しておいてカーブを投げたのだ。それが高めに浮いてしまいバットに当てられた。

なぜ、そんなことをしたのか。江川さんはなんと、10人連続三振を狙っていたのである。キャッチャーがこのボールを取れず後ろに逸らして振り逃げになれば、三振+エラーとなり、次のバッターを三振に取れば10人連続三振になるというのだ。江川さんは以前からこうすれば10人連続三振ができると同僚と話していたそうである。

そんなことを普通の人が思いつくだろうか。世の中の人たちは、「天才」だからあの人は前例のないことができたというのだが実際はそうではない。「前例のないことが好き」な人だから前例のないことができるのである。

福田さんも間違いなく「前例のないことが好き」な人だ。この人なら、ひょっとして、立川談志さんを超えるくらいの、世間をアッと驚かせることをやってくれるかもしれない。そんなアイドルは福田さんが初めてだ。

 

鞘師さんの卒業の理由はセンターの重圧からではないのではないか

モーニング娘。 鞘師里保 写真集 『 太陽 』 鞘師さんの卒業が思った以上に応えて、未だに調子が悪い今日このごろです。

鞘師さんがもっと長くモーニング娘。に在籍して、これからのモーニング娘。がどう成長していくのかを見たかったという思いが、どうしても拭いきれません。

それにつけても、どうしても気になるのが鞘師さんの卒業の理由です。なぜここで卒業コンサートもせずに卒業するのだろう。このことをずっと考えていました。そこで、いろいろ考えているうちにこんな臆測が浮かびました。

それは、鞘師さんは、ずっと前からこのあたりで卒業しようと考えていたのではないかということです。

2015年11月15日、柳原可奈子さんは、自身のラジオ番組「柳原可奈子のワンダフルナイト」の中で鞘師さんの卒業について

今までのパワーがなんか出ないっていうときって、どんなときでもあると思うんだよね。
人前に出てるんだけど、期待しないでって思うときってあるんだよ。
きっとここは本当に憶測よ。だけど私と鞘師ちゃんはちょっと似たようなところがあって。
鞘師さんは『人様に見て頂くには今の自分は不十分じゃないだろうか』
と考えて60点のときだと「ああ、私100%じゃないのにお見せしちゃった」
と思ってしまうタイプの人なんじゃないかなと。
でも私はそういうときはファンに甘えていいと思う。
ファンも120%でずっと応援できる気持ちがあるときだって少ないわけだから。

とおっしゃっていました。
鞘師さんは卒業後何をするかについて、海外にいって語学やダンスを勉強したいということをブログなどで述べていますが、
柳原可奈子さんのように、鞘師さんの卒業理由として、鞘師さんがストイックなために、自分のパフォーマンスに納得がいかず、また、センターのというポジションの重圧も重なり、疲労が溜まってしまったからではないか、勉強というのは二義的なもので、しばらく休養したいというのが一番の理由なのではないかというのがファンの間でも一般的な考えになっているように思います。

しかし、卒業発表の翌々日の「ヤングタウン」を聴いてから、そうではないのではないかと思うようになりました。さんまさんは鞘師さんに次のようにおっしゃっていました。

思い切った決断をした。偉い。
人生長いからちょっとでも悔いのないように。
悔いが一つでも人より少ないと人生、ひょっとしたら成功かも分からへんねん。
俺はもう大正解と思ってる、鞘師の決めたことは。
やっぱりやりたいことを思いついたときにやろうっていう決断って。
モーニング娘。の鞘師はなくなるわけやんか。
これから先どうなるかも全く見えない道を選ぶって。
それをここで英断するこいつのしっかりさ加減っていうのはやっぱりすごいなあって。

これを聞いて、鞘師さんはモーニング娘。ともう一つ大きな夢があって、その夢とモーニング娘。で、モーニング娘。よりも夢のほうを取ったのではないかと思いました。

かつてASHで鞘師さんを指導していたCHRISさんは鞘師さんを評して、

『こう言うのもなんですが、はじめ、彼女はハロプロでさえもったいないんじゃないかと思ってたんですよ』
第7回「運営スタッフインタビュー その2」CHRIS(ダンサー) |[特集]アクターズスクール広島 その秘密に迫る! | LoGiRL|ロガール
https://logirl.favclip.com/article/detail/5712176882909184

とおっしゃっていました。モーニング娘。よりも大きなものを手にする才能があるということを。

CHRIS先生のような人になりたい、世界的なエンターテイナーになりたいという目標を鞘師さんは幼い頃から思っていたのではないかと思います。

世界的なエンターテイナーとはどんなものかというと、

  • ダンスの世界的なコンテストで入賞
  • 世界的アーティストのバックダンサーになる
  • 世界的なダンスパフォーマンスチームの一員として活躍する

といったことが挙げられると思います。そしてそれを足がかりに、それまでに語学を磨いておいて、ミュージカル界で活躍するというのもありえるのでないかと思います。

小さい頃から『世界的なエンターテイナーになること』と、小さい頃から好きだった『モーニング娘。に入ってモーニング娘。を一番にする』こと、
この2つが鞘師さんの夢だったのではないかと思うのです。

モーニング娘。を一番にすることがどういうものであるかというと

  • ニューシングルの発売のときにMJやミュージックステーションに常連として出られるようになる。
  • 武道館がツアーファイルというのが当たり前という状態になる。
  • 横浜アリーナや東京ドーム、SSAなどの大箱でコンサートができるようになる。
  • 世間一般のほとんどの人が鞘師里保モーニング娘。のメンバーの顔と名前を知っているという状態になる。
  • シングルの発売週の売上枚数が50万枚以上というのが平均になり、100万枚以上の大ヒット曲を出す。
  • ドームツアーができるようになる。
  • 世界進出、ワールドツアーができるようになる。

といったところではないかと思います。既に現時点で叶っているものもあります。

もし、世界的なダンサーになるのであれば、早くアメリカに行って本格的な修行をしたほうがいい。
一方でモーニング娘。を一番にしたい。
というのであれば、
17、8歳ぐらいまでにモーニング娘。を一番にして、アメリカに行こうというプランが鞘師さんの中でハロプロに入る前からひょっとしてあったのではないかと。マー君が自チームを日本一にしてからメジャーに行ったように。

しかし、現時点で、鞘師さん20歳から22歳くらいまでモーニング娘。にいれば、これらの夢の多くを叶えることができるかもしれないが
そこまでモーニング娘。にいるとなると、世界的なダンサー、そしてそのあとのエンターテイナーになるという夢は諦めなければならない、

そうなると、どちらかの夢は諦めないといけない。
どちらを取るか
ここでモーニング娘。を卒業したら、ファンの人たちの期待を裏切ることになるのではないか
というところで悩んでいたのではないかと思います。

そのとき、鞘師さんにとって幸か不幸か、ファンの人たちは、「鞘師さんはセンターの重圧で悩んでいる、ひょっとしてぼっちというネタとかにも傷ついているんじゃないか」
ということで悩んでいるのではないかと考えたので、最初のうちは、自分の本心を悟られなくて良かったと思っていたものの、だんだんファンの人たちの声が大きくなるにつれて、いろいろ励ましてくれることが逆に心苦しくなり、本来ではもう少し先に予定した卒業を事務所に相談して早くしてもらったのではないかと思うのです。

これは私の完全な憶測です。客観的な証拠となるものはありません。

これも憶測ですが、鞘師さんはモーニング娘。に復帰というのも将来ありえるのではないかと思うのです。

さんまさんは次週のヤンタン

鞘師、卒業なんて別に撤回してもええねんで。
アメリカのスポーツ界じゃしょっちゅうある。
盛大なセレモーニーしといて「やっぱりやります」とか。
ジョーダンなんてオーナーから現役に復帰したんやから。

とおっしゃっていました。

今回の卒業は本当の卒業ではない。広島の大エース黒田のように、『世界の鞘師』となって日本に戻りモーニング娘。に戻り、卒業コンサートを行う。こんな卒業のしかたが鞘師さんには似合うのではないかと思うのです。