明石家さんまさんが賞賛した、鞘師里保さんの「鞘師里保の人生」を選んだ決断
鞘師里保さんがモーニング娘。'15を今年いっぱいで卒業することを発表した。その翌日収録されたヤングタウンで、明石家さんまさんは今年いっぱいでモーニング娘。を卒業するという鞘師さんの思い切った決断をすごいと賞賛した。
明石家さんまさんは60歳で芸能界を引退しようと思っていたが、ファンや仲間の芸人からやめないで欲しいと強く言われ、引退を撤回した。また、大竹しのぶさんと結婚したときも引退を考えたとこがあったという。
さんまさんは番組内で「『明石家さんまの人生』としては上出来すぎるぐらい上出来、ファンのみなさんに支えてもらって、この歳になるまでテレビに出させてもらうとは思っていなかった。しかし、『杉本高文(明石家さんまさんの本名)の人生』としては悔いが残ることろがある。」と述べた。
鞘師さんは『モーニング娘。の鞘師里保の人生』と『鞘師里保の人生』の人生の帳尻をどう合わせるか、道重さんの卒業以降そのことに悩んでいたのではないだろうか。
鞘師さんは今年に入ってから本人曰くスランプに陥ったり、体調不良になり仕事を休んだりということがあった。そのたびにファンの人達から励ましの声をが多数寄せられた。しかし、本人はありがたいと思うと同時に、ここで卒業することはファンの人たちを裏切ることになるのではと思い悩んでいたかもしれない。
『モーニング娘。の鞘師里保の人生』としては上出来だが、『鞘師里保の人生』としてはどうなんだろう。『鞘師里保』として、今後どれだけ才能を開花させることができるか、また世界で自分の力がどれほどのものなのか、試してみたいというという思いが強くなったのだろう。
そして番組の中で、さんまさんは鞘師さんから卒業の報告を受けたとき、ふと『5万円事件』のことを思い出したという。鞘師さんがコンサート当日遅刻をして予定時刻の飛行機に乗り遅れたため、自腹で5万円を払い次の飛行機で会場に来たというエピソードである。
さんまさんはそのとにきは既に腹の中で卒業の判断を決めていたのではないかと述べた。鞘師さんは必死に否定したが、さんまさんは「鞘師、お前には分かるはずや」と言った。
なぜさんまさんは分かると言い切ったのか。それはこれと似たような経験をしているからである。ビートたけしさんの『お化けが出た事件』である。
かつてオレたちひょうきん族の人気が衰退してきたころ、ビートたけしさんが番組を休みがちになり、番組を収録日当日に「お化けが出たから休む」と連絡し、収録が大混乱したことがあった。その後しばらくしてオレたちひょうきん族は終了した。
その後ビートたけしさんは映画監督としてデビューし、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞する。
『お化けが出た事件』のときには、ビートたけしさんはもう、それまで『ビートたけし』として培ってきたステータスを脱ぎ捨てて『北野武』として新たなフィールドを見つけたいという決断が、腹の中でできていたのかもしれない。
同時にその頃、さんまさんの盟友である島田紳助さんはニュースキャスターに転向し(のちにお笑いに戻る)、片岡鶴太郎さんはプロボクサーに転向した(のちに画家に転向)。しかしそこでもさんまさんは『明石家さんまの人生』を選んだ。
「どこで自分の帳尻を合わせていくかっていうのは非常にええことやし、失敗しても選んだ道を選ぶのが人生やな。自分で決めて自分で。それが鞘師が後悔してもまたそれがええねん。後悔が楽しいねんね」と、さんまさんは鞘師さんにエールを送った。
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鞘師里保さん卒業発表直後のMBSヤングタウン土曜日(2015年10月31日)書き起こし
オープニング
さんま:さあ今日は我々がごちゃごちゃ喋るよりね、話題の人が斜めの前に座っておりますから。ファンの人も今日はこの話はスルーするわけにはいかないから、鞘師。
鞘師:すいません。
さんま:いやすいませんって、俺には別に謝ってもらわなくてもいいんですけども、とりあえず世間的にはね、『なぜ急に。なぜこんなことに』っていうのが本音やねんな。まあ俺としてはね、昨日鞘師もLINEくれてね、『とりあえずこうこうします、とにかくあと1時間後に発表します』と。あの1時間の間ものすごい苦しい思いを。
鞘師・飯窪・石田:アハハハハハハ
石田:言えないっていう(笑)
さんま:させられね。そうそうジュニアの結婚は失敗してますからね。みんなに黙っといてくれ言われて言われてんのに俺はもう電話で『ほんまかよかったな!』言うてしもうて。スタッフが何十人もいてて、出演者もいてて、『芝居下手ですね』言われたタイプですから。とりあえず鞘師が辞めると。辞めるってああ、卒業か。
鞘師:はい。モーニング娘。を卒業します。今年いっぱいで。
さんま:今年いっぱいでってもう10月やろ。もう11月やんか。2カ月間ということやろな。普通は卒業するいうてから卒業のライブがね、延々あったりとか、半年ぐらいあるよな。
村上:もうちょっと歳もね、ある程度この歳やったらアイドル卒業しようかなとかいう歳でもないじゃないですか。
さんま:まあまあこんなことを他人がごちゃごちゃ言う問題でもないんやろうけども、センターでモー娘。は鞘師って言われているぐらいですよね。それが突然『辞める!卒業!今年いっぱい!』って『え?え?え?何があったん?』と。まあまあ村上さんみたいな発想の貧困な人は『妊娠ちゃうか』とか、『スキャンダル起こしたんちゃうか』。道重のときも言うてました。『男ができた』とかね。あの全然当たってない。
村上:男であろうが女であろうが全部妊娠よ。
鞘師・飯窪・石田:アハハハハハハ
村上:引退言うたら妊娠ですわ。
さんま:卒業なると『妊娠でしょう?』っていう、ものすごいね、田舎のオッサンみたいな発想ですけれども。
鞘師:そういったことはないです。
さんま:まあ、スキャンダルはないとして、鞘師どういうことやねん、ほんまは。聞けんのか俺たち今日ここで。
鞘師:言える限り。
さんま:おお、言える限り、うんうん。
鞘師:今年に入って自分の先のことをすごい考えるようになったんですよ。
さんま:うんうん。お前、中途半端に16歳じゃしっかりしてるなあって前々から言うてたけども。やっぱりお前結構あれか、ネガティブなのか分からへんな。
鞘師:そうかもしれないです。
さんま:怖がりやねんな。今こうしてやってるけどもこれからっていうのを考えてしもうたのか。
鞘師:そうですね。それにダンスがすごく好きだったので、もっともっとスキルアップしたいなあと思っていたのもあったので、自分の知らないことも知るためにちょっと外出て。
さんま:ああ、勉強しようと。
鞘師:勉強しようと思って、はい。
さんま:それで辞めるってなったのか?
鞘師:そうですね。すごい悩んだんですけど。
村上:ずっと思うてたん?
鞘師:ずっとです。
さんま:うそ?!
鞘師:何回も会社の方に相談させて頂いて。
さんま:うん。そのたびに『引き止められてちょっとまて』と。『今モー娘。で頑張ってくれ』って事務所は言うよなあ。
村上:センターやしね。
鞘師:そういうこともありました。
さんま:ああ、ほいで続けた。『でも、やっぱりこのままでは私の人生、ちょっと違うぞ』ていう気がしたんだ。
鞘師:そうですね。そうやって悩んでる間もモーニング娘。として活動してるわけなので、そういうのがちょっとでも見え隠れするのも自分的に嫌だったんです。
さんま:しっかりしてるねやっぱりお前16で。うん、分かる。俺なんかも『ああ、この世界辞めたい』って、今ですら思ってますからね。
鞘師・飯窪・石田:えー?
村上:絶対思うてへん。今週が楽しかったらそれでええっていう。またあいつを笑わせたったとか。
さんま:ちゃうちゃうちゃう。やっぱりこのままでいいのかって、誰しもがぶつかる壁やわな。人生なんて一度きりやからな。それが16歳でお前、その壁にもうぶち当たったわけやな?
鞘師:そうかもしれないですね、はい。
村上:メンバーは誰も知らなかったん?
鞘師:メンバーには言ってなかったです。
さんま:飯窪、昨日まで知らなかったん?お前も。
鞘師・飯窪:少し前に。
さんま:どんな感じやったん?リアクションやったん。
飯窪:なんか、どんな感じかって。
さんま:『よっしゃ抜けた!』って感じ?
飯窪・石田:いやいやいや。
村上:ちょびっと真ん中のほうに寄ったぞみたいな。
飯窪:ないですないです。
さんま:一歩でも真ん中に。『よっしゃ鞘師』
村上:真ん中はいけへんけど、ちょっとまあ。
さんま:お母さんに連絡したん?『鞘師辞めるってー』言うて。
鞘師・飯窪・石田:アハハハハハハ
さんま:センターっていうわけじゃないんだけど、お母さん私真ん中に少し。
村上:行くと思うねん。
飯窪:一切そんなことはなく、頭が真っ白になって、おもいっきり衝撃。
さんま:俺ですらビックリしたから。
鞘師:そうですか?
さんま:そらびっくりするやろ。16の鞘師が突然辞める、それも2カ月後っていうのはそれは『えっ?』って。だから俺も『えっ?』って送ったやろ?
鞘師:はい。
さんま:だからね、こうこうでこうこうで今喋ったとおり、LINEにも書いてましたよ。こうこうしたいんでって。ほいで『人生長いから悔いのない、ちょっとでも悔いのないようにして生きていくのが。悔いなんて絶対残るからね。死ぬ間際。それが一つでも人より少ないと人生、ひょっとしたら成功かも分からへんねんやけれどもやな。だから悔いがないのが一番大事やね』っていうようなことを送って。ほいで『モー娘。別に卒業してもええねんで』って送ったらすぐ『ほんまはあかんねんで。いやいやいやいや、今回は辞めさせてもらいます』って、一度乗ってました。鞘師が。
飯窪・石田:ウフフフ
鞘師:やっとできました。ほんまはあかんねんで。
さんま:どうやった石田は聞いて。
石田:私はよく分からなくなっちゃって。とりあえず涙だけ流れたんですよ。
さんま:ハハハハハ!
石田:なんか自然と出てくるやつが出てきちゃって。
村上:とりあえず流しとけみたいな。
石田:違います違います違います。
さんま:お前いつもショックで自然にってうんこも出て。
石田:ハハハ違う違う違う。
さんま:いや、自然に出るもん全部出た言うたやん今。おしっこも出て涙も出て。くっちゃくちゃになった?
村上:愚痴も全部吐き出したん?
石田:いやいやいや。涙だけ出ました。
さんま:『えっ?』っていう感じか。『なんで?』やもんな。
石田:『なんで』っていうのをたしかに思っちゃいました。
飯窪:誰も何も声を発せられなかったです。
さんま:え?、鞘師さんが『卒業します』って言うて『えっ?』っていう感じ?
飯窪:『え?』も何も言えなかったです。
鞘師:『えーっ?』って感じになるのかなと思ったんですけど、『シーン』という感じでみんななんか。ジッとして見てたんで。
さんま:せやろなあ。それはそれはそうやろうなあ。
鞘師:想定外でしたけど。
さんま:それが想定外やったけども。そうかあ、ほんならどういう風になんの、12月いっぱいまで、ハロプロには残んねやろ?お前。
鞘師:そうですね。残ります。残るです。
さんま:残るでーす(笑)
鞘師:残るんです(笑)
さんま:ソロになる気持ちもなくてダンスとかをもうちょっと磨きをかけたいのか。
鞘師:そうです。とりあえず今まで知らなかったこともいっぱい知ろうと思って。ミュージカルとかたくさん観に行きたいし、国外に出たら色彩感覚とかも全然違うじゃないですか。そういうのを自分の身につけられたらいいなって思って。そっから考えようっていうか、はい。
さんま:それはお父さんお母さんは君の好きなようにしなさいっていうことだったの?
鞘師:悩んでるときはもうちょっといてもいいんじゃないかみたいな話にはなったんですけど、やっぱり私はけっこう強い気持ちで説得して。
さんま:もっと勉強したいと。まあまあ16歳でそんな慌てんでもええっていうのは事実やからなあ。30超えてもそれは勉強できるやん。時期さえずらせれば。ほんで『ああ、10年も遅れた』と思うたら10年長生きしたらええだけやからな、人間なんて。
鞘師:ああ。
さんま:そうそうそうそう。そうでしょ。16でやろうと思ったことを26にしたら、『ああ、16のときやっときゃ』って思うけども、10年延びただけやから、人より10年長生きいしょうと頑張ればそれで帳尻は合うようになんねんけどもな。
村上:でもそれは早いときやからね。俺らみたいに60になってからね、それはもうできないから。若いうちに。
さんま:俺なんかほんとにみなさまのおかげでずっと芸能界にいさせて頂いて、ファンの方たちのおかげで何をやっても即チケットが完売したり、何をしてもずーっと支えてくれたから『ああ、辞めたいな』とか『違うことしよう』と思うてもファンの力で負けた。ほんとはもうとっくに辞めてる予定やったしね。もうね、60になって、いっぺん結婚したときに芸能界辞めようと俺も思ってたしね、実は。
飯窪:えーっ?!
さんま:もう自分のゆっくりした生活、『これで明石家さんまの生活はこれでいいだろうけど、杉本高文の生活はどうなっていくんだろう?』って。いっぺん休んでいろんなものを見たりとか、世界に旅行に行こうとか、そういうのは子供と一緒にいろんなことをしようと思ってましたからね。それがしゃあないからここまでファンの人がついてきてくれてると思うと、こんな私にここまでやってくれると思うとやっぱり守られてきて気がつけば60。『おい、ちょっと待てよ』と。『おいちょっと待て、60や』と。こないだも食事会を女の子らとしてたんですけど、全員婚活中で、『さんまさんはどうすんの?』って言うて、俺が婚活言うてる場合ちゃうやんか、なあ。60のおっさんが使う言葉じゃないってことを改めて知って、おかしいやろ?60で婚活って。
村上:多いですよ、その年代結構みなさんいっぱいやってますよ。
さんま:婚活やで。婚活なんて若い30とかの人がやることやろ。60で婚活って結婚のために何かするっておかしいからなあ。
村上:『やってることは中学生』やって言われてますよ。
さんま:やってることは中学生や。やってることは中学生やけれども実年齢60やからね。
村上:それはないわ。
鞘師・飯窪・石田:アハハハ
さんま:それはないわって、それは事実やからね。いやいや60やから。だから悔いがあるとしたらちょっとあるんですよ。杉本高文としての悔いはあるんですよ。明石家さんまとしてはもう上出来すぎるぐらい上出来、は事実ですよね。こうして今でもテレビに出て、うそでもトップやからと言われながらもこれてるわけやから。これはもう上出来やんか。テレビなんて俺は2年ぐらいでもう出れなくなると思ってたのが、気がつけば40年も出ているわけですから。上出来っちゃ上出来やねんけども。あ、ごめんなさい、ラジオの前のみなさん、『鞘師の話をもっと聴かせろ』ということで。
鞘師・飯窪・石田:アハハハハハハ
さんま:『お前、何語ってるんだ』と。
村上:いやいやいや。これどこまで行くんかな思うて。
さんま:ごめんなさい。
鞘師:私はなるほどなるほどと思ってました。
さんま:今たぶんファンはラジオ聴きながら『ふんふんふん、なるほどさんまさんなるほど、ちょちょちょ、ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って』と。『鞘師のことはどうなりますのん』いうやつよね。
鞘師・飯窪・石田:アハハハハハハ
鞘師:どうなりますのん(笑)
村上:これからでも、鞘師もね、いろんなこと、そら経験して、知らんことを覚えると思うけど。いっぱい。
さんま:俺はもう大正解と思ってる、鞘師の決めたことは。やっぱりやりたいことを思いついたときにやろうっていう決断って。だから、モーニング娘。の鞘師はなくなるわけやんか。これから先どうなるかも全く見えない道を選ぶって、モーニング娘。やと見えるやんか、それなりに。それをここで英断するこいつのしっかりさ加減っていうのはやっぱりすごいなあって。16で俺は無理やったからね。鞘師16で決断したんかと思って、偉いなあって。俺16のとき運動会で反対に走って運動会中断して正座して先生に竹刀で頭殴られた。
鞘師・飯窪・石田:えーっ!
村上:笑いの決断としてはしっかりしてたんでしょ。笑いの世界に入るっていうのは。
さんま:笑いの世界に入ったのは18やけどもやなあ、あのときは吉本に入るとか入らないとかは、吉本なんて子供がいたずらしたら『こら!そんなことしたら吉本入れるぞ』って言うて『やだー』って言うて泣いた時代やからね。
鞘師・飯窪・石田:えー?
さんま:吉本なんて顔がブサイクかアホがやることやっていう昔みたいな考え方があって、吉本に入るなんて俺も夢にも。俺が17のときに授業中に『杉本、話がある』って、英語のグラマーだったんですけども、『なんですか?』言うたら『お前吉本入れ。お笑いやれ』って言われて『え?何がですのん?』って言うて、『いやいや絶対売れるから』って言うて、そのまま授業続いたと。『えー?何言うとんあの先生』って、一時期有名になったんですよさかもと先生っていう先生が授業中に・・・。
村上:鞘師の話。またあんた自分の話。グラマーの先生から。
さんま:それ今俺に振ったよねお前。
村上:『まてまて、今の鞘師や』て言うんかな思うたら。あれ?って。また自分。
飯窪:話始めちゃった。
さんま:鞘師のファンは『ちょっと待ってちょっと待ってさんまちゃん、鞘師の話はなんですのん?』
鞘師・飯窪・石田:アハハハハハハ
さんま:なんですのん言われてもな。せや、だから16の女の子がパーンとここで消えるすごさ羨ましい。俺なんかズルズルズルズル行ってしまうタイプで、そのズルズルさでここまで来れたっちゅうところもあるんですけども。16歳で。おれはサッカー部に入ろうか野球部に入ろうかどうしようって言うてた時期なんですね16って。ああ、せやせや鞘師の話。
村上:いいですよ。
さんま:鞘師の話。
村上:そうそう、鞘師の話。さんまさんはどうでもええねん。サッカーとか野球とか。
さんま:何で俺がどうでもええねん。お前俺のファンもいてんねんでラジオの前。
村上:いてるけど今は鞘師でしょう。
さんま:それショージのこと怒ってるで俺のファン。『やったー。さんまちゃんの話聴きたいのにお前。あのショージいうのはアホー』っていう感じになってるよ。ほいで鞘師のファンは『もうあの二人ええ加減にしてくれよお前』
鞘師・飯窪・石田:アハハハハ
さんま:鞘師のファンはな。
鞘師:どっちにしたって。
さんま:うん。鞘師もその決断、でもスッキリしたのか?
鞘師:発表するまでがすごい。
さんま:どうなることやらと思うたのか。
鞘師:沸騰しそうだったんですけど緊張して。なんですけど発表したらスッキリしたっていうかまあ、ほっとというかまあ。
さんま:胸のつかえが下りた感じなのか。
鞘師:伝えられたっていう。
さんま:ほんならもうあれやな。素晴らしい決断っていうことやな。
村上:でも言うたらグループやから自分が抜けた穴の部分とかいろんなことも考えるわね。それは言うても。
鞘師:新メンバーとかもいるので歌とダンスとかってもっと頑張ってほしいなあって部分はあるんですけど、13人メンバーがいっぱいいる中でキャラクターとかがすごい出てきたなって思って。4人いるんです新メンバーが。だからそういう意味だったら他の同期とか10期とかにお願いしようかなっていう。
さんま:安心して抜けられるかっていうところまで行ったのか。えらいえらい。でも勉強、まだ人生長いからね、どこで、16歳で燃え尽きる女の子もいてるからな。どこで自分の帳尻を合わせていくかっていうのは非常にええことやし、失敗しても選んだ道を選ぶのが人生やな。
鞘師:そうですよね。
さんま:
鞘師:ありがとうございます。
石田:すごーい。なんか。
飯窪:かっこいい。
さんま:そう?
石田:私も卒業とか考えるとき来たらそんまさんに相談したいなって思いました。
さんま:せやから自分で決めることやって、結局。
石田:あああ。
鞘師・飯窪・石田:アハハハハハハ
村上:そうやで。
さんま:自分で決めて自分で。それが鞘師が後悔してもまたそれがええねん。後悔が楽しいねんね。
鞘師・飯窪・石田:あー。
村上:あの人がああ言うたからじゃなくてね。
鞘師:あー。
さんま:お前俺のええ話に便乗しよう思うたやろ今。
村上:あなたもいろいろ便乗してきてるで。いろんな話上乗せしてきて。こいつよりもってええこと言うたろとか。
さんま:ファーッ、そらそういう商売や。
鞘師・飯窪・石田:アハハハハハハ
村上:そういうのはよくないよ。その人が活きてこないから。
さんま:盗人みたいなこと言うな。だから鞘師、ヤンタンは12月までやるんですね。
鞘師:です。です。はい。
さんま:だから確かに飯窪も石田も喜んでる感はあるわ。
飯窪:全然。
石田:どういうことですか?
さんま:いやいや、飯窪はセンターに行ける。
飯窪:行けない(笑)
さんま:石田は『1月から私ヤンタンレギュラーかしら?』って。
村上:誰が来るかね。
飯窪:そうですね、まだ分かんないです。
石田:言わないでくださいよー(笑)
全員:アハハハハハハ
さんま:MBS!
村上・鞘師・飯窪・石田:ヤングタウン!
名言珍言ゆうとっtter
飯窪:仙台市キレキレウルトラ石田亜佑美さんからです。鞘師里保ちゃんが飛行機に乗り遅れ、自腹5万円で一人飛行機にで福岡に向かった話について、お金にシビアな石田亜佑美ちゃんが言うとったなう。『5万なら私休む』。
全員:アハハハハハ
さんま:休むか走る。
石田:走っていく手ありましたね。
さんま:福岡やろ。
石田:福岡です。
村上:時間かかるよ。高速走っても。
石田:すいません。
さんま:怒られるやろうしなあ。
石田:すいません。
さんま:そういう不満ももったいない思うの?
石田:だって起きてればかからないお金ですからね。
さんま:俺もやっぱり今回の鞘師が卒業決まったときに思ったんですよ。あれは半分わざと遅れよったなって。飛行機乗るの遅れてもう嫌で嫌でしゃあなかったんや起きたとき。『やめたーい』って。
鞘師:違います。
さんま:絶対そうやって。
鞘師:違います。
さんま:絶対そう。
鞘師:絶対違います。
さんま:俺も経験あるから。『もう行きたないなあー。今日はもうー』
鞘師:そんなの決めないですよ。
さんま:勝手に脳が寝さすねん。
石田:ああー。
さんま:やる気の十分なときはどんなことあっても『ああ起きなきゃ』とかやねんけど、どっかで『辞めようかなあ、卒業しようかなあ』思うて寝てたら、『あ、もうちょっと寝う、もうちょっと寝よう』で過ぎて『遅れた、いいか』っていう、『5万円出してやるよ』っていう感じやな。
鞘師:違う違う。パッと起きたら全然ダメで。
さんま:いやいや、俺の言うてることが分かるはずや。
鞘師・飯窪・石田:えーっ!そんなことある?
さんま:そんなことあるある。だからせやなあ『私なら5万円休む』って。お前金使えよ。
石田:はい。
さんま:世間のためにも。おしゃれにこるとかやなあ。
石田:でも最近初めて洋服を買うときに1万円以上出したんですよ。
さんま:。。。うん。
※明石家さんまさんの発言の中に鞘師さんが16歳と述べている箇所が複数ありますが、鞘師さんは2015年10月31日現在17歳です。普段の放送ではさんまさんが16と言ったところで鞘師さんが17ですと軽くツッコむくだりがあります。
飯窪さんはカードの審査に落ちていない
8月29日の「ヤングタウン土曜日」でモーニング娘。'15の飯窪春菜さん(愛称:はるなん)が「クレジットカードの審査落ちた」と言ったとされたことが記事になり、
モー娘。飯窪春菜、クレジットカードの審査落ち明かす ファン衝撃「モーニング娘。の肩書が通用しないだと?」 | ガジェット通信
2ちゃんなどで他事務所のグループのアイドルでクレジットカードの審査のカードに落ちた人がいるとか、雇用契約はどうなっているのかといった話にいろいろ飛び火していたのですが、
肝心の「クレジットカードの審査落ち」という部分。私はこのヤンタンの放送をオンタイムで聴いており、飯窪さんはそうは言っていなかったのではないかと思ったので、ヤンタンを聴き直してカードの件のところを書き起こしてみました。
(以下「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)8月29日放送書き起こし)。
飯窪:広島県のハニー色のサングラスさんからです。『所持金がなくておみやげ買えません』
さんま:え?何が?
飯窪:これはさっき言った30カ所の握手会のときに、3カ所目がメンバーが合流して握手会を行なうというところだったんですけど、それぞれ各地でおみやげを持ってこようって突然指令が入ったんですよ。
さんま:はいはい。
飯窪:ただ私、その日の所持金200円でどうにも買うことができなくて。
ショージ:200円って。
さんま:よう200円で地方行ったなお前は。
ショージ:カードは?カード。
飯窪:カードとか持ってないです。一切持ってなくてスタッフさんにおみやげ買って頂いて何とか事なきを得たんですけど。
鞘師:フフフ。
飯窪:今日も所持金100円でここまで電車賃もなかったからマネージャーさんに2000円借りてきました。
岡井:どうしたの?
ショージ:なんで持ってないの?
さんま:お金あるやろお前、銀行。
飯窪:カード自分で下ろせないんですよ。全部ママに預けてるので。
さんま:ほんならママに言うたらええやんけ。
飯窪:昨日ママに下ろしてきといてって言ったんですけど、今日朝が早くてママが起きるよりも早く家を出たので下ろしてきてもらったのをもらうのを忘れちゃったんですよ。だから100円しかない状態で家を出て。
さんま:カードを持たしてもろうたらええやん、銀行の。
鞘師:大人なのに。
飯窪:ええ、ちょっと分かんなくて。
さんま:何が?
飯窪:カード難しくないですか?
さんま:お前21やろ?
飯窪:はい。でも怖いなと思って。
鞘師:えー。
ショージ:無いほうが怖いやんか、なんかあった場合。
岡井:千聖でもできるよ。
飯窪:カード作れますか?私。
さんま:ちょいちょい。お母さん持ってはるやんか、銀行の。キャッシュカード。
鞘師:そのまま。
さんま:とか、あれやんか、カードを作るなら、VISAカードとか作んねんやったら作ったらええねやんか。作れるよ。
飯窪:え、なんか前に、作ろうとしてもよく分かんなくてできなかったんですよ。
さんま:え?何が?
岡井:え?
飯窪:収入が不安定だからみたいな、よく分かんない。
岡井:え?そんな。
さんま:お金があれば、貯金があれば。
飯窪:ああ、分かんないです。
さんま:あるよお前。
飯窪:ありますかね。
岡井:絶対ある。だって千聖でも作れてるから絶対あるよ。うち貧乏だけど作れたもん。
さんま:貧乏のとこの子供みたいな顔してるな。
岡井:ねぇー、ちょっとやめてくださいよ(笑)。
ショージ:それはないやろ。
岡井:それはないですよね。
ショージ:あ、ほんまやー。
鞘師:あははははは。
岡井:違いますもう(笑)。ハンコとね、証明書とね、自分の。
さんま:あったらええねんけどな。
ショージ:作れるよ。
さんま:ああ、そういうのが苦手な子なのか。
鞘師:あらー。
ショージ:何もでけへんやんか。
飯窪:そうなんです。何もできないです。
岡井:ヤバいよそれ。
さんま:まあまあ、銀行のカード作っても瀬川瑛子さんなんて、40過ぎてから銀行のカード初めて持って、キャッシュカードで初めて下ろしに行って、暗証番号ずっと電卓押してはったん。
先ほどの記事とこの書き起こしてを見比べてみて、
しかし飯窪さんは「前に作ろうとしてもよく分からなくて、できなかったんですよ」と明かす。クレジットカード会社に「収入が不安定だから」と言われたといい、審査が通らなかったようだ。
という部分。
「前に作ろうとしてもよく分からなくて、できなかったんですよ」と「収入が不安定だから」という部分は放送で飯窪さんが実際に述べているのですが、「審査が通らなかったようだ」という部分は記事の筆者の類推です。
事実と類推をうまい具合に混ぜてそれっぽく見せて、しかも類推の部分をタイトルにしているものだから、もう飯窪さんが「審査に落ちた」と言ったかのようになってしまっています。そもそも飯窪さんは申し込んでいないので受かるも落ちるもないということは後半まで聴けば分かるのですが。ずるいですね。
それにしても、途中の「大人なのに」と、何の悪気もなく毒っけのあることが口からポロっと出てしまう鞘師さんの一言が面白いです。
ヒャダインの“ガルポプ!”夏休みスペシャル 和田彩花さん、福田花音さん出演部分書き起こし
「大器晩成」は今年1位
和田、福田:よろしくお願いします。
小出:今年1位の名曲『大器晩成』。もう今年1位。
ヒャダイン:これ出たとき、キターって思いましたよね。
小出:全員ざわつきましたからね。
ヒャダイン:さわつきましたね。いや、そんぐらいだったんですよ。
和田、福田:ありがとうございます。
「アンジュルム」という名前
小出:アンジュルムっていう名前に改名するのを聞いたのがこの番組の収録のときだったんですよ。
スタッフの方が教えてくれたときの俺らの反応が「おおー」ってなって。
南波:「きょとん」ってかんじで。
和田、福田:そうですよね(笑)
ヒャダイン:本人たちも「スマイレージ」っていう名前から「アンジュルム」って、違和感なかったですか?
福田:最初はすごいあって、「アンジュルム」って名前でやっていけるのかなってぐらい自分たち的にも不安があったんですけど、
今は慣れましたね。ヒャダイン:和田さんも慣れました?
和田さん:たまに口から「スッ、スマイレージ」って出るありますけど、それ以外はとくに問題なく。
小出:でもそれぐらい「大器晩成」が「アンジュルム」にガチっと切り替えてくれた感じがしました。
ヒャダイン、南波:そうなんですよ。
ヒャダイン:どんな名前をつけたとしても違和感はあったと思うんですよね、「スマイレージ」が長かったんで。
そこを払拭するように、一気にアンジュルムにガッとみんなをねじ伏せたのがこの「大器晩成」というド名曲。
和田、福田:へえー。
小出:「アンジュルムでいいなあ」って。
ヒャダイン:思いましたよね。ジュルムさんですよ、ジュルムさん。
和田、福田:ジュルムさん(笑)
アンジュルムになって変化したこと
ヒャダイン:アンジュルムになって変化したことってありますか?
和田:周りの方が見てくれるようになったんですよ。 どちらかといえばスマイレージの6人時代は放置され気味だったんですけど、
ヒャダイン、小出、南波:ハハハハハ。
和田:でもアンジュルムになって、新しくなったっていうのでもう一度見て頂けるチャンスが増えたなあとすごく感じます。
ヒャダイン:どうですか?福田さん。
福田:私も今までスマイレージっていう名前のときは自分たちでもどん底っていうぐらい「本当に私達ハロプロなの?」って思うような活動が多かったんですよ。
でもアンジュルムになって、急にチヤホヤして頂いたりして、ちょっと3期メンバーずるいなって思いました。いきなりこの扱いで
ヒャダイン:まあそうですよね。
南波:本当に形勢変わりましたよね。
福田:変わりましたね。
和田:嬉しいです。
新メンバーの3人
ヒャダイン:他局のテレビ番組にアンジュルムの9人で来て頂いたんですけど、新メンバーの破天荒さ、天真爛漫さがひどくて「こいつら大丈夫かよ?」と思ったんですけど。どうですか?
福田:3人は破天荒って言葉が合うかもしれないですね。結構グイグイするんですよ。6人は以外と繊細なところがあるから、3期がグイグイ来て2期が引いてるときを見ると面白いなってこっちは見ちゃいますね。
ヒャダイン:1歩引いて2期メンを見てるんですね。
武道館公演の手応え
ヒャダイン:アンジュルムとして5月に武道館公演があったんですけど、こちらどうでした?手応え。
和田:いや、ちょっと早かったので、アンジュルムになってすぐ武道館っていうのはちょっと大変だったなって思ったんですけど、手応えはちょっとなんか忘れちゃった部分多いんですよ。
ヒャダイン:ええ?なんで?
和田:ほんと一瞬のできごとすぎて、結構私忘れちゃって。「早かったな」って思いでしか。花音ちゃんだから言って。
ヒャダイン:この人がリーダーで大丈夫なの?(笑)
福田:私はすごく覚えています。1回目の武道館よりも緊張して。1回目は初めてだったから曲もそのままのアレンジでそのままの形でお見せするのが多かったんですけど、5月の武道館は演出にもこだわっていたり、今までやっていなかったことをやってみたり、普段よりも緊張して、緊張しすぎて震えました。
ヒャダイン:ほお。そんな中で覚えていないという人が隣りにいる、
和田:思いました!
ヒャダイン:思いました?
和田:すごい仕掛けとかをたくさん作ってもらったんんですよ。それが素直に嬉しくて。オープニングもマジックみたいなことを作ってくださったり、「魔法使いサリー」を歌ったときもマジックでポンと出るようにしてくださったりしてすごく嬉しかったです。
ヒャダイン:推されてれるっていう
和田:なんかいろいろ掛けてるなあってのが
南波:いろいろ掛けてる
小出:お金かな(笑)
ヒャダイン:お金方面ですね(笑)
新メンバーオーディション
ヒャダイン:新メンバーオーディションでどういうメンバーが入ってきてほしいですか?
和田:素直に言うと何かが大好きっていう熱い心を持った子がいいですね。
かわいいっていうのも大切ですけど、それよりもアンジュルムが大好きとか、歌とかダンスが大好きっていう、何か大好きっていうものがあったら嬉しいなあって思います。相川茉穂は研修生をやってたとはいえ期間が3カ月程度だったんですよ。あとの2人がいろいろできちゃうタイプだったので、3人の中でも一人だけできない子みたいな扱いだったんですけど、でも誰よりも一番スマイレージが好きだったんですよ。そういう気持ちだけで乗り越えてきた感じあるなあっていうのは見てて思います。
小出:めっちゃ泣ける。
ヒャダイン:何かが好きって気持ちって大切ですよね。
小出:好きじゃないと絶対うまくならないですしね。
ヒャダイン:中途半端ではハロプロの大人は採用しませんからね。あそこは厳しい。
小出:厳しいですからね。
ヒャダイン:選りすぐりが選ばれてるわけですからね。
「七転び八起き」
ヒャダイン:アンジュルムの曲って、いわゆる「つんく♂さん外」じゃないですか。それなのにすごくつんく♂さんが書いた感が俺すごくするなあと思って。あと、歌い方もそうなんですけど、歌詞の世界観もそうだし、でもつんく♂さんじゃないんだよなっていう。
なにか、いいつんく♂イズムをすごく継承してて、全く別のものじゃなくて。この曲もそうだし、メロディーラインとかも、つんく♂イズムをすごく研究されてるんだなあと。
小出:かなり研究されてますよね。
ヒャダイン:そうですよね。卓偉さんもそうですし。ひたすらかっこいい、曲に恵まれてるなあと僕は思いまいた。
和田、福田:ありがとうございます。
ヒャダイン:どうですか?コイちゃん。
小出:「七転び八起き」もつんく♂さんだったらもっとねっとり仕上げるはずなんですよ。メロディーを。そこを微妙にねっとりラインからちょっと足を微妙み引き上げてるというか。その塩梅。ポップにしてる塩梅みたいなものが。
ヒャダイン:「大器晩成」もそうですよね。
小出:そうですね。「大器晩成」もたぶんつんく♂さんのボーカルディレクションだったらもっとねっとりしてるし、つんく♂さんなら、ここに、この歌い方で、この言葉は当てないんだけど、っていうのを卓偉さんはやってるというのを感じました。
ヒャダイン:どうですか?アンジュルムになって、つんく♂さん外になってから何か変化はありました?
福田:でも私はもともとハロプロ大好きで、つんく♂さんの意味分かんない恋愛の歌詞が大好きなんですよ。
小出:ああ、それはもうほんとそう。分かります。
福田:だからどうなるんだろうっていうのはあったんですけど、今まで歌えなかった、人にそのままストレートに勇気を与える歌詞がすごく多くなって、その歌詞を歌いながら自分たちも元気をもらうことが増えたので、歌ってて楽しいです。
ヒャダイン:和田さんどうです?
和田:歌詞がすごい変わったなあと思うんですよ、いちばん。自分たちにしかもピッタリな歌詞、で四字熟語を探しだしたのでしょうか。
自分たちに重ね合わせて聴いちゃって。歌ってるときに涙が出そうなぐらい。すごく歌いやすいです。「臥薪嘗胆」
ヒャダイン:等身大ということですよね。「大器晩成」、そして今回の「臥薪嘗胆」。これまさに臥薪嘗胆、最初は意味分からなかったんじゃないですか?
福田:読めなかったですね。
南波:でしょうね。
小出:知らないと本当に。
ヒャダイン:でも知ったらこの言葉ピッタリ来たを思いました?
和田:いや、まだ耐えるのかって思いました。
ヒャダイン、小出、南波:ハハハハハ。
南波:まだ耐えなきゃいけないんだっていう。
ヒャダイン:まだ肝を食わなねばならないかっていう。
小出:でもそれはもう「大器晩成」で示されてしまいましたからね。
ヒャダイン:そうですね。でもしばらく四字熟語は続くんですかね?
福田:どうなんだろうね。
和田:ここまで来たらね。
小出:ことわざシリーズ。
ヒャダイン:名言シリーズ。
和田:やりたいですね、私的には。
ヒャダイン:何がいいですか?例えば。知ってる四字熟語。
和田:「一石二鳥」(笑)
福田:「億万長者」がいい(笑)
ヒャダイン:ハハハハハ。億万長者、すごい曲ですね。でも無い話じゃないですよね。
小出:「私の彼は億万長者」とかね。
福田:あ、なんかさ、良くない?今はこういう苦労を私達がしてきたからこう頑張りますみたいな四字熟語だけど、「私の彼は億万長者」みたいな、四字熟語を使った変なストーリーも見てみたいです。
ヒャダイン:あ、さすがこれ、作詞家を目指してるだけありますね。
和田:いろいろ妄想が。
小出:作詞脳になってますね。
ヒャダイン:作詞脳になってますねそれ。
福田花音さんの卒業
ヒャダイン:そうですよ。花音さん、卒業ですよ。
福田:そうです。
ヒャダイン:今年の11月の武道館で。これちょっと、和田さん、ずっと長い付き合いですよ。聞いたときどう思いました?
和田:でも3期メンバーが入るとか改名だとかっていう話し合いの中で一緒に出てきたことなんですよ。なのでそのときは「あ、このタイミングなのか」っていう感じだったんですけど、今になっては実感がなさすぎて、悲しいっていうのもあまりないですね。
ヒャダイン:3カ月ですよ。
和田:早いですね。
ヒャダイン:早いですよね、本当に。
福田:私も実感ないんですけど、みんなも実感なくて、このあいだ田村芽実ちゃんが「福田さんあと3カ月だってりなぷー」って言ったら、りなぷーが「んー」って。
ヒャダイン、小出、南波:ハハハハハハ。
和田:フフフフフフ。
小出:実感なさすぎ。
ヒャダイン:「だよねー。で?」みたいな感じですよね。で、どうですか和田さん、一期メンが一人になっちゃいましたよ。
和田:そうですね。「私が?」ってきっとみんな思ってるよね。ファンの人的には。
南波:「次はいつになるんだろう」みたいな?
和田:ですよねー。あと、「あ、あやちょが残ったか」みたいな。みんなそういう驚きのほうが強いかなと思いますきっと。
ヒャダイン:ああ、たしかに。
和田:でも、二期とそんなに先輩後輩っていうのがないので、まあ同期ではないですけど、関係がそこは強いので大丈夫なんじゃないかなあと思います。
ヒャダイン:泥水仲間ですからね(笑)
和田:はい、そうです(笑)
ヒャダイン:でも福田さん、あと3カ月どうですか?あっという間に過ぎると思うのですが。
福田:そうですね、ハロー!プロジェクトのアイドルになるのが私の目標だったので、ハロー!プロジェクトのアイドルでいられるのがあと3カ月となると、思い切りアイドルアイドルした生活をしたいと思っちゃいますね。
ヒャダイン:まあ、今日の私服もけっこうアイドルアイドルされてますよね。
福田:あ、そうですか?でも普段より今日はちょっと落ち着いた服なんですけど。
南波:これで落ち着いた感じなんだ。
小出:そうなんですか。
福田:めちゃくちゃ落ち着いてます。今は。
ヒャダイン:和田さん、いつももっとひどいんですか?
福田:ひどいわけじゃない!(笑)
和田:いちご、いちご、いちご柄みたいな。ピンク、紫、白、みたいな。そういう感じです。
ヒャダイン:今日は白のレースで。
福田:自転車に乗るときは控えめの服にしてます。
和田:自転車で来たの?
ヒャダイン:自転車?
福田:最寄り駅までですよ(笑)
全員:ハハハ。
福田:そこまではさすがに。
福田:違います。
小出:だったらスポーティーでいい感じですよね。
ヒャダイン:なにがアイドルアイドルですかそれ(笑)
福田:フフフ。
福田花音さん、作詞家への転身
ヒャダイン:でも福田さん、卒業後ですよ、小出さん。
小出:作詞家になると。結構ビックリしましたけどね。
福田:私もビックリしてますね。
ヒャダイン:へへ(笑)なんで。
小出:自分で言ってみてビックリしたと。
福田:はい。「えー」みたいな。私が作詞をやりますと言うと「お前が作詞家?」みたいなファンの人も笑ってる感じなのでそれを見返してやりたいなという気持ちはありますね。
でも、つんく♂さんの歌詞を今までずっと見てきて、つんく♂さんに直接「これってどういう意味なんですか?」とか聞いたりしていたので、つんく♂さんをいつか超えたいです。
ヒャダイン:うわ大きく出ましたね。
福田:めちゃくちゃ大きく出てます。
小出:でもさっき言った、つんく♂さんのいい歌詞は『なに言ってるかよく分かんない』っていうのがいいみたいなのって、一番今までのハロプロの歌詞のカラーを決定づけていた一個のでかい特徴じゃないですか。
福田:はい。
小出:それを演者側も理解していたということに今僕はビックリしているし
ヒャダイン:いや、俺も感動してる今それに。
小出:それを作詞家としてフィードバックさせようとしているっていうのが面白いですよね。
福田:はい。
小出:書くかもしれないですよね。
福田:書いてみたいですね。やっぱりハロー!プロジェクトのアイドルでありながらもハロー!プロジェクトのメンバーの方がやったことがないことをしてみたいなってずっと思っていたので、「作詞家になった方は一人もいないよ」ってスタッフさんとかと話してて、これは絶対成功させなきゃいけないなって思いましたね。
ヒャダイン:どうですか和田さん。それを歌いたいと思っている気持ちってありますか。
和田:恋愛の歌詞はイヤだ。
全員:ハハハハハ。
和田:今から注文をたくさん言っておこうかなと。
福田:それはやっぱり自分の思い通りにはいかないじゃないですか。テーマとか発注が来ちゃうので。
ヒャダイン:ハッハー。もうプロだよ。「発注」が来ちゃう。
和田:発注が来てもそれを守らない、そういう手もある。
ヒャダイン:社会人として0点だよそれ(笑)
福田:その手を出したら使ってもらえないから。
小出:ハハハハハ。
ヒャダイン:さてはいろいろ修行をされてるっぽいですね。
福田:そうですね。頻繁にレッスンをさせて頂いてます。
ヒャダイン:すごくいい環境ですよね、そう考えたらね。僕らもすごく応援したいですよね。
小出:本当に。
福田:ありがとうございます。
ヒャダイン:あるかもしれないですよ。私達の曲に福田さんが。
小出:あるかもしれないですよ。楽しみですね。
福田:頑張ります。
ヒャダイン:そのときは是非よろしくお願いします。本当に。
福田:お願いします。
今後の目標
ヒャダイン:現在ライブツアー中で秋にはコンサートなんですが、和田さん、グループとして今後の目標を。
和田:目標。でも今年いっぱいで9人が終わっちゃうっていうのは大きいなあと思って、花音ちゃんの卒業という大きなものもあるし、9人でも最後っていうのがなんだか悲しいな、1年だけだったなあと思ったので。いい調子でスタートできたにもかかわらず、9人が最後なので、9人の完成形を作れるように、見せられたらいいなと思います。
ヒャダイン:でもどうですか?抜けて入ってフォーメーションを1からやり直しじゃないですか。
和田:それが最も面倒くさいんです!
全員:ハハハハハ。
福田:それはめっちゃ面倒くさいよね。
和田:本当だよね!
福田:次はもうそのフォーメーションチェンジに参加しないのはちょっと気楽です。
全員:ハハハ。
南波:ちょっと寂しいって言うかと思ったけど。
福田:本当に大変です。だからモーニング娘。'15さんすごいなって前からずっと思ってました。
ヒャダイン:いま和田さんが本当にイヤそうな顔をしていたから、本当に大変なんですね。
和田:本当に大変です。
ヒャダイン:そりゃそうですよね。歌割りも変わったり。フォーメーション全部変わったり。
福田:最近は自分たちでフォーメーションを付けてやってるんですよ。
ヒャダイン、小出、南波:へえー。
ヒャダイン:なるほど。福田さんの目標はやっぱり作詞家として成功する。
福田:そうですね。やっぱりハロー!プロジェクトの曲に元気をいっぱいもらってきたので、私がハロー!プロジェクトの曲を書いてその曲で誰かに元気を与えられたらなと思いますし、アンジュルムが大ヒットするときの曲を私が書けたら嬉しいなって思います。
小出:めっちゃいい話。
ヒャダイン:いい話ですね。
南波:「億万長者」。
全員:ハハハハハ。
小出:ぜひそのときに「億万長者」を。
ヒャダイン:四文字シリーズの集大成、「億万長者」。いいですね。いい歌詞を期待したいと思います。
朝井リョウさんとヒャダインさんが楽しく語り合うつんく♂さん楽曲の魅力
7月15日の「ヒャダインの“ガルポプ”!」に作家の朝井リョウさんが出演され、つんく♂さんの楽曲についての考察を語っておられました。朝井さん、ヒャダインさんのつんく♂さん楽曲に対する造詣の深さもさることながら、お二人のつんく♂さんへのリスペクトが溢れていてグッときました。
ヒャダイン:朝井さんと言えばハロプロ、ハロヲタとしておなじみですから。
朝井リョウ:そうなんですよねーやっぱり。なんかつんく♂さんの表現にビビっときてしまって。という幼少期を過ごしていくと、ヒャダインさんがボンっと降臨されて。たぶんつんく♂さん系の表現が好きな人はヒャダインの表現も好きだと思います。
ヒャダイン:だといいんですけどね。
朝井リョウ:血がなんか。血潮みたいなものが。
ヒャダイン:いやもうつんく♂チルドレンと勝手に言っておりますけれども。
朝井リョウ:いやもうどんどんどんどん言って頂きたいです。
ヒャダイン:つんチルです私。
朝井リョウ:つんチル(笑)略すと急に。もともと大好きでずっと追ってるんですけれども、最近とくにまた刺激的な曲がガンガンガンガン出てきてまた目が離せなくなってます。
ヒャダイン:さて、次におかけする曲なんですが、この曲めちゃくちゃかかってますよ。
朝井リョウ:えー、あっそうなんだ。
ヒャダイン:あまたの人が好きと言う名曲でございます。ではご紹介お願いいたします。
朝井リョウ:それではモーニング娘。'14のナンバーで『What is LOVE?』
~(曲『What is LOVE?』)~
モーニング娘。『What is LOVE?』 (MV) - YouTube
ヒャダイン:モーニング娘。'14で『What is LOVE?』でございました。
朝井リョウ:(拍手)もう最高です!これ初めて聴いたときに、「こんな曲聴いたことない!」って強烈に思ったんですよ。その理由が、私は音楽に特別詳しいわけではないので、どうしても言語化できなかったんですね。で、その理由を今日ヒャダインさんだったらもしかしたら何かしらの形で説明して頂けるんじゃないかなって思ってかけたかったんですけど。
ヒャダイン:なるほど!わかりました、言語化いたしましょうか『What is LOVE?』の魅力について。
朝井リョウ:お願いいたします。
ヒャダイン:まずこれ3連EDM。ようするに「ダカダ ダカダ ダカダ ダカダ」ってなってるんです。普通は「ドンツー ドンツー ドンツー ドンツー」
朝井リョウ:ああ、そこでいきなりもう、ちょっと違うんですね。
ヒャダイン:違うんですね。BPMが速いんですけど3連で、メロディーが、特にサビがつんく♂さんの歌謡曲で培った美しいメロディー。あと張り上げ感。
朝井リョウ:言葉もパンって飛んできますよね。
ヒャダイン:叫び感が出るんですよね。
朝井リョウ:初めて聴いたときにメロディーだけ抜き取ると昔ながらの歌謡曲的な要素があるんだけど、バックの音によって
ヒャダイン:大久保さんのバッキバキなアレンジね。
朝井リョウ:すごい新しい!本当に聴いたことがない音楽に聴こえてしまって、いくら聴いても飽きなくてこの曲はずっと聴いてます。大好きです。
謙遜の文化を突き破ったモーニング娘。に感動
「ASAYAN」で「私は有名になりたい、なるべきだ」とい強い気持ちを持って戦い合う女の子たちを見て感動し、ガールズ・ポップス、アイドルにハマったという経緯を語る朝井リョウさん。
ヒャダイン:そもそもなんですけど朝井さん、ガールズ・ポップス、アイドルにハマったきっかけは何だったんですか?
朝井リョウ:やっぱり「ASAYAN」っていうオーディション番組が私の礎を築いたと思っているんですけれども、当時放送のときは小学校2、3年だったんですよ。そのときに若干すでに日本って謙遜の文化だなってちょっと思ってたんですよ。
感情をバンと表に出して喜んだりとかするよりも、それを内に秘めて影の努力みたいな。そういうところが美学として語られる国だなみたいなのがありますよね。そんな中で「ASAYAN」に出てくる女の子達っていうのは、絶対自分が有名になるぞっていう思いがとっても強くて。
「表に立つべきだ私は!」っていう思いがすごく強い方がバチバチに戦い合ってる姿を見たときに、謙遜の文化の美学と言われているところを突き破られたような気がして、すごい快感を感じてしまったんですよ。
忘れられないのが安倍なつみさんが泣いてるシーンがあるんですけれども、「何で泣いてるんですか?」ってディレクターの方が問いかけるんですね。そしたら「あやっぺ(石黒彩さん)がサウンドプロデューサーの方に褒められてた」って言って号泣してたんですよ。
ヒャダイン:ハハハ!
朝井リョウ:「悔しい!」と。私のパートが一文字でも減ると思うとっていうので泣いていて
ヒャダイン:うわー、いいなあ。
朝井リョウ:もうね、朝井少年はゴリゴリ感動してしまったんですよ。それからずっと追いかけていったら小室哲哉さんにもハマり、つんく♂さんにもハマりっていうのでどんどんガールズ・ポップスって言われるものを大好きになっていってしまって。
ヒャダイン:なるほど。分かりやすい説明をありがとうございました。
朝井リョウ:ハハハハ。良かった。分かりやすかったですか?ありがとうございます。
ヒャダイン:やっぱり戦ってる感じが良いですよね。
朝井リョウ:そうなんですよね。ごまかさない感じがあったんですよね。「私は有名になりたい、なるべきだ」という強い思いに打ちひしがれてしまって大好きでした。
つんく♂さんは「憧れの先輩」
つんく♂さんの声帯摘出に「神様はいないのか」と思ったと朝井リョウさん。つんく♂さんとLINEをしているヒャダインさん、つんく♂さんはびっくりするほど普通で、次を見ていて、憧れの先輩だと朝井さんに告げる。まだ一度もつんく♂さんに会ったことがないと言う朝井さんに「紹介はしませんよ」と大人げない一面も。
ヒャダイン:つんく♂さんと言えば悲しいニュースで声帯摘出がありましたが、ショッキングだったと思うんですけど、どのように思われました?
朝井リョウ:単純に神様はいないのかなって本当に思ったんですよその時は。
ヒャダイン:思いましたね本当に。
朝井リョウ:昔つんく♂さんってメンバーのレコーディングに立ち会うことですごく有名だったと思うんですよね。今でも過去のつんく♂さんのレコーディング立ち会い映像が残っていて、今でもそれを繰り返し見るんですけど、中でも『ガタメキラ』っていう太陽とシスコムーンの2枚目のシングル。
ヒャダイン:来ました!「ダダッダーダダーン!」
朝井リョウ:そこつんく♂さんの声なんですよね。その曲が私大好きで、そのレコーディング映像がたまたま残ってたんですよ。もうつんく♂さんが天才すぎて、つんく♂さんがお手本として一応歌うんですけど、全然通じてないんですよ。
ASAYAN ガタメキラ レコーディング - YouTube
メンバーの方だったり、スタジオで観覧している学生の子たちとか、当時MCをしていたナインティナインさんだとか、もうみんな笑っちゃってるんですよ。でもつんく♂さんのお手本として歌っている歌がどう考えても一番かっこいいんですよ。
ヒャダイン:そうなんですよね。
朝井リョウ:僕忘れられないのが、シャープを上がり過ぎないほうがブルーノートっぽい、ファンクっぽいってお話ししていて、そのようにメンバーの方が、小湊美和さんって方だったんですけど
ヒャダイン:はい。民謡の。
朝井リョウ:歌った瞬間、やっぱり、僕ブルーノート全然その時知らなかったのに、急にファンクっぽくなったのが分かって。本当にこの人どういう耳してるんだろうっていうことをずっと思っていたので。なんでこの人から神様は声を奪ってしまったんだろうなっていうことをずっと思ってます。
ヒャダイン:僕、つんく♂さんプロデューサーですけど、それ以前にやっぱりボーカリストじゃないですか。ボーカリストから声を奪うって、もう言ってみれば地獄の苦しみだと思うんですよね。
朝井リョウ:いちばん、「なんでそこを」っていうところですよね。
ヒャダイン:僕らが指を折られるような
ヒャダイン:でも、僕つんく♂さんとLINEしてるんですけど、
朝井リョウ:うらやましい~
ヒャダイン:普通なんすよ。本当にびっくりするほど普通。
朝井リョウ:そんな悲しみに浸ってるわけではなく?
ヒャダイン:うん。たぶんすごく葛藤はあられたと思うし、すごく悲しんだり苦しんだりされたと思うんですけど、もうそれを乗り越えて、常に昔からそうですけどつんく♂さんって、前を前を見てるじゃないですか。
朝井リョウ:そうですねそうですね。
ヒャダイン:次を次を見てるんでたぶん、いろんな次のことを考えてると思います。
朝井リョウ:じゃあ勝手にこっちが「何で神様はいないのか」とか言ってる場合じゃないっていう状態なわけですか?
ヒャダイン:うん。「大丈夫やから大丈夫やから。曲作るから俺」っていう。ヘヘヘ。
朝井リョウ:すごいなあ~強いですね!
ヒャダイン:うん。だからすごく憧れる先輩ですよねやっぱり。とってもジェントルな方です。
朝井リョウ:ああ、そうなんですね。
ヒャダイン:ジェントルマンです。
朝井リョウ:僕は一度もお会いしたことがなくて、本のオビを今回書いて頂いて、お手紙を書いて頼んだんですね。なので私は直接お会いしてお話したことっていうのはないんですけれども。
なので未だに実在するかどうか疑ってるぐらいなんですよ。なのでLINEやられてるって聞いて急に地に足が着いた感がしましたね。
ヒャダイン:紹介はしませんよ。フフフ。
朝井リョウ:大丈夫です(笑)
ヒャダイン:ご紹介もしませんし名前も出しません。ヘヘヘヘヘヘ。
朝井リョウ:お気になさらず、お気になさらず(笑)
ヒャダイン:へへへへへへへ。じゃあ久しぶりに聴いてみましょう。これ僕もう大好きです本当。
朝井リョウ:わあ、聴きたいです。
ヒャダイン:では曲紹介お願いします。
~(曲 『ガタメキラ』)~
ヒャダイン:いい曲!
朝井リョウ:素晴らしい曲です。何度聴いても最高ですね。
つんく♂さんの歌詞についての文学的考察
つんく♂さんの歌詞に出てくる女の子の周りの情報をいつも考えているという朝井さん。それが講じて公認のイベントに。イベントの入場曲の歌詞まで制作してしまった朝井さんに「人生楽しそうですね」と少しやっかみ気味に言うヒャダインさん。
ヒャダイン:この間つんく♂さんの歌詞について文学的考察っていうイベントをしたんですって?
朝井リョウ:そうなんですよ。すごく好き勝手喋ってきました。すごい楽しかったです。作家の柚木麻子さんと会う度にずっとつんく♂さんの歌詞に出てくる女の子の周りの情報みたいなものを考えてるんですよ。お母さんとはこういう関係だとか、兄弟が何人いるとか、そういうkとをずっと考えているんですよ。
ヒャダイン:楽しい!
朝井リョウ:すごく楽しくてそれをハロプロブック(『HELLO!PROJECT COMPLETE ALBUM』)っていうヒャダインさんも小出さんの対談されてる本の中で私も出させて頂いて、柚木さんと歌詞の考察について対談したんですけれども、それを目にしたお偉い方が「これイベントでやらないか?」ということをお話して頂いて、
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ヒャダイン:ひぇー。
朝井リョウ:実際やらせて頂いたんですよ。
ヒャダイン:それ「公認で口づーけーてー」ですね、それね。
朝井リョウ:それもやりました。品川駅で口づけるんじゃないかこれは、っつって。
ヒャダイン:ウハハハ!
朝井リョウ:公認というのは品川レベルなんじゃないかって話もしたんですよ。すごい楽しくて。いろんな曲を勝手に考察さえて頂きました。
ヒャダイン:へえー、それはたのしいやつですね。
朝井リョウ:すっごい楽しかったです。
ヒャダイン:それでイベントの入場曲の歌詞も制作?ん?
朝井リョウ:そうなんですよ。私はすごくいろんな事を考えすぎる人間ではあるんですけど、踊るのがすごく好きで、踊ってるときはいろんな自意識が吹き飛ぶんですね。柚木麻子さんもそういう方で、2人でイベントをやるときは入場曲をいつも作っていて、それに歌詞をつけるんです、毎回。
ヒャダイン:何の曲につけたんですか?今回。
朝井リョウ:今回はこぶしファクトリーの『念には念』という歌があって、その歌の内容が世の中いろんなことがあるけど念には念をっていう歌なんですよ。その文壇バージョンを作ったら面白いんじゃないかということで。
『念には念』(0:00から) こぶしMV公開!新ユニット結成!℃-ute発表、ダンス部、藤井ヘアアレンジ MC:金澤朋子・浜浦彩乃【ハロ!ステ#115】
ヒャダイン:「文壇バージョン」
朝井リョウ:そうです。文壇の中で「そこ、詰めが甘いぞ」っていうことをいっぱい歌詞にして
ヒャダイン:例えばどんなんですか?
朝井リョウ:例えば、歌の中でウケたところはAメロだったんですけど、「同日発売村上春樹なんて」というところがウケました。
ヒャダイン:ハハハハ!
朝井リョウ:そこはずらしておくべきだろって。
ヒャダイン:まあそういうことですね。絶対勝てねえってやつですよね。
朝井リョウ:そういう文壇あるあるみたいなものをバーッて全部付けて歌ったんですよ。そういうことやってますね。
ヒャダイン:人生楽しそうですね。
朝井リョウ:すいませんほんとに(笑)たまに楽しいこともやってます。
『1億3千万総ダイエット王国』に見るつんく♂さんの奇才ぶり
女の子の日常を描いた歌なのかと思いきや、「生きてる意味が知りたい」と哲学的なところへジャンプするところがすごいと朝井さん。ヒャダインさんは「ダイエット中、ダイエット中」というフレーズが浮かんでそこから曲を作ったのではないかと考察。
ヒャダイン:モーニング娘。'15の話とか、モーニング娘。、太陽とシスコムーン、次がBerryz工房。
朝井リョウ:Berryz工房大好き、素晴らしく個性バラバラなグループで。
朝井リョウ:Berryz工房で『1億3千万総ダイエット王国』
~(曲 『1億3千万総ダイエット王国』)~
Berryz工房『1億3千万総ダイエット王国』Berryz Kobo[130 million Diet ...
ヒャダイン:Berryz工房で『1億3千万総ダイエット王国』でしたが
朝井リョウ:いやー素晴らしい曲ですね。
ヒャダイン:いやーもうね、最近のつんく♂さんの奇才ぶり、天才ぶりが思い切り詰まってる曲ですよね。
朝井リョウ:奇才ぶりがすごい感じますよねこの曲って。中でもすごいループする歌詞、メロディーもすごい好きなんですけど、日常から哲学へジャンプするっていうつんく♂さんの本領がすごい発揮されている曲なんじゃないかなって思っていて、「ダイエットしなきゃ、ダイエットしなきゃ」って思ってる子で、何かを食べたらその分走って消費しないとって。
走ったからちょっと食べてもいいかなっていうことを繰り返しているうちに、ある日突然「生きてる意味が知りたい」って思うんですよね。このプラマイゼロを繰り返している中で、「生きてる意味が知りたい」って、急にそういう歌詞が出てくるところがすごい作家性だなあってちょっとビックリしてしまって。
ヒャダイン:メロディーもとんでもないですからね。
朝井リョウ:とんでもないですよね。一回聴いたら忘れられない。
ヒャダイン:『TIKI BUN』を発売前に聴かせてもらったんですよ僕。TIKI BUNってどういった意味なんですか?と聞いたら、意味は別にないと。けど、他の言葉もいろいろはめようと思ってたらしいんですね。でもやっぱりTIKI BUN、TIKI BUNって一番最初に思いついてそこから作った曲らしいので、TIKI BUNを譲れなかったっていう部分があるので。
朝井リョウ:そうなんですね。へえー。
ヒャダイン:この曲も「ダイエット中、ダイエット中」って言葉。僕の予想です。
朝井リョウ:はい。あー面白いこの話。
ヒャダイン:「ダイエット中」っていう言葉の響きが良かったんじゃないかなと勝手に想像してるんですけどこの曲は。
朝井リョウ:初めにテーマ決めて詞と曲どっちも同じ人が作るときって恋愛の歌だったらこういうメロディー、柔らかい音がいいなとかを考えなく、初めにテーマがあって作るのかなって思っていたんですけど、そうじゃないことも結構あるわけですね。
ヒャダイン:いろいろだと思います。つんく♂さんぐらい多作な方だったらどっちもだと思います。
朝井リョウ:へえ、面白い!これで最終的に1個の作品としてちゃんとできるっていうのがすごいですよね。
ヒャダイン:ね!それがすごいんですよ。チームがすごい。
朝井リョウ:僕、なんかのインタビューで、っていうかこのハロプロブックの音楽ディレクターの方々がつんく♂さんについて座談会をするところがあるんですけど、そこでとんでもないなって思ったのが、つんく♂さんが、音が浮かんでるんだけれども、コードが見つからないから犬の鳴き声を入れてきたという話が書いてあって
ヒャダイン:へえー!すごい
朝井リョウ:そこからディレクターの人たちは思いを汲み取ってしていくという話を聞いて、なんというチームなんだろうとと確かに思ったんですよ。
『つんく♂さんの犬の鳴き声の話』(41:59から) 2015-03-18 南波一海のアイドル三十六房 特別編 「HELLO!PROJECT ...
ヒャダイン:それこそさっきの話じゃないけど、それを見たら普通の芸人さんとかテレビの観客は笑うとは思うんですよね。犬を入れて、笑うポイントだと思って。でも全然それは面白いことでも何でもなくて
ヒャダイン:まあ、あるあるではないです。なかなか突飛だとは思います。なかなか突飛だし、すごく感覚的な方なんだなと思います。けど、それをこういうことなんだろうなというふうに好意的に受け止めるスタッフ作り、チーム作りというのを何年もかけて確立されたらしいので
朝井リョウ:すごい信頼感ですもんね、それでできるっていうのは。面白いなあ音楽の人の話って。
2か月ぶりの60TRY部 武闘派まろさん敗北宣言?
「60TRY部(ロクマルトライブ)」(ラジオ日本)に4月23日以来約2ヶ月ぶりの登場となった、まろこと福田花音さん。11月29日にアンジュルムを卒業することを発表したものの、今後作詞家へ転身するという前向きな卒業のため、「さみしい気持ちはあるが悲しい気持ちはない」と今までと同じ明るい雰囲気で番組スタート。しかしメールテーマ「これだけは覚えておいたほうがよい料理」のリスナーからメールにまろさんが怒り出し番組はプロレス状態に。
まさかユーチューバー!?
土谷さんがまろさんの卒業を聞いてまず最初に浮かんだのがユーチューバー。確かにまろさんならやりかねないと思った60TRY部リスナーも多かったはず。ラジオとディナーショーはぜひやりたいが芸人はできないというまろさん土谷さんは安堵の様子。
土谷:まず辞めるってなって、えっ!?ってなって、情報を見て、一番最初によぎったのが、「まさかユーチューバーか?」。とくにこの番組のリスナーたちはみんな思ったと思うよ。
福田:ユーチューバーに本当になるかという。でもユーチューバーにもなりたい。
土谷:あの発言は伏線となって、
福田:チャンネル作りたいです自分の。
土谷:作詞チャンネルみたいなね。
福田:全く違う感じでもやりたいですね。やりたいことはいっぱいありますね。
土谷:でもこの番組の中でも言ってたからね。「作詞家とか私やってみたいんですよ」みたいな。
福田:やってみたいって言いましたよね、ゲストの方が作詞している方とかいると。
土谷:作詞家って言ってたよ!と思って。ある意味ちょっと変わった言葉の引き出しだったりするから。
福田:わあ、そうですか?それを出していけたらいいんですけど。
土谷:面白そうな歌、期待してますよ本当に。
福田:はい。いやーもう、早くみなさんにお見せできる歌を書けるように早く上手くなんなきゃいけないですね。
土谷:楽しみだねえ。なんで作詞家になろうと思ったの?
福田:私発信じゃなくて、もともと卒業後に何をしようかっていう相談を会社の人といっぱいしてるときに、文章の連載をさせて頂いていたりだとか、ブログを見てくださった方が、作詞家になってみたらいいんじゃない?って言ってくださって。
経験がないので作詞家をやってみたいというのは自分からは言えなかったので、向こうから言っていただかないと切り開けない道だったので、これはやってみたいと思ったし、ハロー!プロジェクトを卒業して誰もやってない道に進みたかったので、これは頑張るしかないと思ってすぐ返事しました、その場で、やらしてくださいって。
土谷:なかなかね、作詞家ってアイドルや芸人よりも入り口が分からないもんね。何からどう始めていいかも分からないし。学校とかはあったりするんだろうけど目指す人数もそんなに固まってないというか、世間からしてもどう入っていけばいいか分かんない中でね、そういう入り口があったから決断に至れたっていうことだね。
福田:至れました。今は日々レッスン中ですね。
土谷:ラジオネームつぼさんから。
(メールを読む)僕はまろちゃんの声が大好きです。卒業後もその声を使ったラジオパーソナリティやシンガーソングライターなどをするつもりはありますか?もし喋り、歌い続けてくれたなら全国のまろヲタは歓喜ですよ。まろちゃんはどう思ってるのか聞きたいので答えてくれたら嬉しいです。
福田:ラジオはいっぱいやりたいです。歌はアイドルだから許されてる歌唱力なので、もし世に出るならもっと歌を練習しなきゃいけないし、でも歌を歌うことは好きなので、ディナーショーをやりたいんですよ。それはやりたいと思います。
でも作詞家というのがあるので一人でアイドルをやるというのはないですね。アイドルでいるならハロー!プロジェクトでやりたいというのが私にずっとある思いなので。
土谷:作詞家とはいえ音楽活動はできますからね。芸人でもいますからね。
福田:私が卒業するということを発表して、私がお笑いを好きだからお笑い芸人になるんじゃないかって周りから言われたりしたんですけど、それはやっぱ無いですね。観るのが好きなので。
土谷:それはやめてください。脅威ですほんとに。
福田:自分は絶対にできないです。リアクションとか基本ないし、無で生きてるので。向いてないです。
土谷:ほんとにちょっとお笑いだけは勘弁してください。脅威なんです。こんな子が入ってきたら、芸人はただでさえ人数が増えて詰まってる状態なんです。そんな中、これだけの鳴り物入りの新人が入ってきたら困ります。
福田:女芸人?
土谷:そう。女芸人で元ハロプロでみたいで入ってきたら困りますよ。
福田:新しいですけどね。
土谷:新しいから困るんですよ。
福田:私のこの覚悟の甘さじゃできないので。
土谷:作家のハナちゃんからきましたけど、「ななめのメンバーに加える」ってきましたけど、
福田:じゃあ、ななめ47度ぐらいに。
土谷:加わったとしたら僕は離れます。扱う自信ありませんよ!
だし巻き玉子は作れるからなめんなよ
今回のメールテーマは「これだけは覚えておいたほうがよい料理」。リスナーからのメール「だし巻き玉子」になぜか怒り出すまろさん。
福田:ラジオネームだよねさんです。
(メールを読む)土谷さん、そして久しぶりの夢の森まろさんこんばんは。一つ挙げるならだし巻き玉子。夢の森まろさんの手作り食べてみたいなあ。お酒のあてにも合うんですよね。ではこれからも楽しい放送を期待しています。
とあるんですけど、だし巻き玉子は作れる。別に私料理初心者ってわけじゃないんですよ。料理休憩者ってだけで。(メールに)手作り食べてみたいなあとあるんですがそれはダメです。食べさせません。
土谷:そこは機会があればぐらいに濁そうよ。
福田:いや、機会はないと思うので。ご飯を食べさせる機会は。調理師免許とかもないですし。
土谷:分かんないじゃんそんなのは。
福田:今んとこまあないですね。果てしなく遠い将来。
土谷:ハハハハハ(笑)いや、分かんないよ。なにかのきっかけで。
福田:いや、でも期待させちゃいけないんで。無いと思います。
土谷:あるよ、そんなの。
福田:無いですねー。だし巻き玉子は作れるからなめんなよってことです。
土谷:ウッハハハハハ(笑)こんなアイドルいるか!?まだ卒業してないんだかんね。言っとくけど。
福田:現役アイドル、バリバリ現役です。
土谷:卒業発表する前からその調子だからね、福田花音節で相変わらずでいいんですけど。
しらす丼にカンカン
しらす丼ならまろにだって作れるというリスナーからのメールに「上から!?」と怒り心頭のまろさん。土谷さんが逆にリスナーに謝るというおかしな展開に。
福田:ラジオネームヤノコンさんからです。
(メールを読む)これだけは覚えていたほうがよい料理ですが、しらす丼です。新鮮なしらすを掛けるだけ。これならまろだって美味しくできます。いかがでしょうか。
っていうのに対して怒ってます。料理ができないのが前提みたいなのはやめてほしい。できるんですよね私、別に。料理が苦手とは一回も言ってないし、うちは特別母が料理が上手いんですよ。だから自分が作る機会がないだけで、美味しいですよ私が作る料理も、ほんとに。なのに「これならまろだって」、上から!?私べつに作れますよ。
土谷:いや、よかれと思って送ってくれて。。
福田:いや私、漬けまぐろ丼を小学生の頃作ったんですけど、
土谷:小学生で!漬けを覚えたんですか?
福田:はい、ちゃんと一日ぐらい漬けて、酢飯も一から自分でやって小学生で漬けまぐろ丼ですよ。今はしらす丼なんかやんなくなって何でも作れますからね。またみんなさー。
土谷:すいませんでした。いや、あのー、僕、僕は、ほら、料理、できないから、すごく、よかったよね、あのー。
福田:これ自分がやってるんじゃないですかね。
土谷:ヤノコンさん、俺はすごく助かったよこの情報、うん。今後もこれにめげずバシバシ送って頂きたいっス。
福田:めげたら終わり。
土谷:ヤノコンさんすいませんでした、なんか。
チーズインハンバーグは逃げ
最近作った料理はチーズインハンバーグというまろさんにリスナーからチーズを入れるのは逃げだというツッコミが。それに対しつばめ返しで応戦するまろさん。そしてなぜかだんだんレフリーのようになっていく土谷さん。
福田:グロンホルムさんからです。
土谷:グロンホルムさんありがとうございます。
福田:(メールを読む)土谷さん、まろさんこんばんは。ハンバーグにチーズを入れるのは逃げですよ。今度は純粋にハンバーグの味で勝負してください。あくまでも個人的な意見です(笑)
「あくまでも個人的な意見です」ってつけるのも逃げですよね。
土谷:ウッハッハッハッハ(笑)
福田:チーズインハンバーグに負けないぐらい逃げだもん。
土谷:俺もうそれ聞いてる最中にヒヤヒヤしてたんだよ。これは花音ちゃんがまた怒るぞみたいな。
福田:これは逃げじゃないですよ。味でいったら逃げっていう考えになるのかもしれないですけど。たぶんグロンホルムさんはチーズインハンバーグを作ったことがないんですよ。逆にチーズインハンバーグにすることは挑戦であって、
土谷:はい。
福田:チーズが溶けてしまって外にブワッと出て失敗することもあるかもしれないじゃないですか。
土谷:はい、はい。
福田:そういうリスクがあるにも関わらずチーズを入れたんですよ私は。
土谷:はい。
福田:なので逃げではないです。全く。
土谷:なるほど。逃げではないんですね。じゃあグロンホルムさんそれに対してのカウンター待ってますよ。いやいや俺はそうは思わないねっていう方向で僕は今日は楽しみたいと思います。
福田:そこまで強い意志があるなら受け止めますよ。
カップラーメン
武闘派ラジオの様相を呈してきたところでリスナーからのカウンターが炸裂。まろさんもブログをお楽しみにと応戦。
福田:ラジオネーム、あ!ヤノコンさんから。
(メールを読む)すいません。まろ様が料理をできないなど上から目線でメールを送ってしまいました。申し訳ございません。まろ様にふさわしい料理ですが、カップラーメンカレー味を温かい牛乳で作るのはいかがでしょうか。牛乳を温めるという作業なら高貴なまろ様にふさわしいと思います。
え!?まだなめてる、よね。カップラーメンとかじゃなくてラーメンも作るし、カレーも作れますよ。よく分かんないねー。でも私は料理ができないイメージっぽいので、なめられないようにどんどん料理ブログを、今私服を毎日ブログに載せてるので料理も載せていけばいいかなって思いますので、そちらをみなさん楽しみにしていてください。
負けたわけではない
一名にだけ当選するステッカーの当選者はしらす丼とカップラーメンのネタを投稿したヤノコンさんに決定。敗北感を感じながらも決して負けたとは認めないまろさん。
福田:今日のステッカーの当選者はこの方です。ラジオネームヤノコンさんです。
土谷:ハッハッハ(笑)。ヤノコンさんおめでとう!
福田:いやー負けた感あります。まあでもこれからもめげずいっぱいメッセージを送ってください。これはさっきのが良かったと言っているわけじゃないですよ。
土谷:え?そうなんですか?
福田:めげずに送ってねってことです。
土谷:負けを認めてるわけじゃないんすか。
福田:はい、別に別に。
土谷:面白かったですよ。プロレスを見てる感覚ですごく楽しかったです。
福田:まあ、送ってくれてもいいんですよ、また。
土谷:はいそうですね(笑)ありがとうございました。
2ヶ月ぶりの60TRY部でしたが、パワーアップ(というかちょっと暴走気味?)したまろさん。なんだか若いころの石橋貴明さんのような雰囲気を少し感じました。やっぱまろさんのラジオは楽しい!卒業後もずっと続けてください!
「つんく♂さんになりたい」福田花音さんが作詞家の先に目指すもの
5月20日、福田花音さんが今年の秋をもってアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを卒業されるという発表がありました。
福田花音からのお知らせ、アンジュルムツアー、New Fes!、工藤カメラ、尾形ヘアアレンジ ...
将来の夢はつんく♂さん
5月26日、福田さんは自身のブログで今後作詞家の道を進むことを発表されました。
私の卒業に関して会社の方々に相談する中で、昨年末今まで書いてきた私の文章を読んでくださった方から、文章を書くことに向いているから作詞にチャレンジしてみないか?というお話をいただきました。
わたしは作詞家を目指します!|アンジュルム 福田花音オフィシャルブログ「いちごのツブログ season2 福田花音のアイドル革命」Powered by Ameba
福田さんは3月18日に行われた『南波一海のアイドル三十六房 特別編 「HELLO!PROJECT COMPLETE ALBUM BOOK」発売日スペシャル!』にて、3歳から作詞をしていたという話を披露しています。また、将来の夢はつんく♂さんになりたいということも発言しています。
2015-03-18 南波一海のアイドル三十六房 特別編 「HELLO!PROJECT ...
福田:あんまり私自分のことを可愛いと思わないんですよ。でもアイドルしてる自分は大好きです。
西口:客観的に見てる自分がいるのかな?
福田:アイドルにやって欲しいこととか、こういうとをして欲しいなっていうのを、アイドルをやってる自分に乗せてる部分があります、多分。だから楽しいです。Berryz工房さんの「恋せよ」って歌で「自分のプロデューサーは自分だ」という歌詞があるんですけど、確かに、つんく♂プロデュースだけど、自分は自分プロデュースだなと思って自分で自由にやろうって思いました。
南波:それこそポスターのインタビューも一番の締めが「つんく♂さんになりたい」って終わるんですよ。
『HELLO! PROJECT COMPLETE ALBUM BOOK』特典ポスターの福田花音インタビューの〆。 pic.twitter.com/FoyhNs0v1g
— 南波一海 (@kazuminamba) 2015年5月26日
福田:つんく♂さんになりたい。
南波:将来の夢はつんく♂さん、すごい発言だなと思って。
橋本:まあね、でも、ブログのタイトルで釣りができるんだったら、いい言葉出てくるよね、きっと。
福田:けっこう歌詞作ったりしてます。
橋本:あ、そうなの?
福田:私が考えたのは、小さい頃、3歳のときに考えた歌は「かなしみ」って歌なんですけど。
西口:待って待って。3歳で「かなしみ」!?その入口が入り口だねえ。
福田:家に出てきて。書いたやつが。字はすごく汚いんですけど、3歳で何を思ったか本当に分かんないんですけど、「男はみんな綺麗な花に寄ってくる」っていう歌詞を。
西口:えーっ!?3歳で!?
福田:3歳で書いてたんですよ。
西口:何見たらそんな景色になんのかね?(笑)
福田さんのプロデュース能力
そして「つんく♂さんになりたい」という発言のとおりに、作詞家として成功したあとプロデューサーを目指していかれるのではないかと思います。
アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Promotion edit(New Ver.))
アンジュルムの『大器晩成』のMVでは、ソロカットでここは自然な表情でという指示のところで、9人もいたら自然な表情はそんなにいらないと考え、わざと決め決めのアイドルの表情をしたり、「誰もこの半端なさ分かってない」の部分ではわざと犬のようにぎこちなく下手に踊るといった自己演出をしています。
また、ブログタイトルを「秘伝のスープのレシピ教えます」や、「花粉症の治し方」といった、いわゆる「釣りタイトル」にするなど、普通のアイドルでは考えもつかないようなところまでプロデュース能力を発揮しています。
これらの自己プロデュース能力の高さを発揮して、作詞だけでなく、総合的なプロデューサーとして楽曲制作に携わっていかれるのではないかと思います。
その他の活動も予想してみる
ここから先は、福田花音さんが、これらの仕事をしながら、さらにどのような仕事をされていくかを予想してみたいと思います。交友関係や活動の幅が広い福田さんなので、どれかひとつとは限らないと思います。どれが当たるかなという感じで予想していきたいと思います。
イベントプロデュース
アップフロント以外のアイドルとも交流が多い福田さん。ダイノジ大谷さんのようにアーティストをピックアップしてイベントをプロデュースしながら司会もするといったこともできるのではないかと思います。「まろフェス」と銘打って大きなイベントをやってほしいと思います。
福田花音さんのこれからにエールを送るダイノジ大谷さん - YouTube
エッセイスト・小説家
優れた文章能力を発揮していろいろなエピソードをエッセイとして雑誌などに連載されていかれるのではないかと思います。小説家としてデビューというのもありえると思います。
ユーチューバー
ユーチューバーというのはけっこうギャグだと思われている方が多いようですが、本人は真面目に考えているのではないかと思います。 3月18日のアイドル三十六房の中でユーチューバーになりたいと発言したときには、どんな企画を行うかの例として
2015-03-18 南波一海のアイドル三十六房 特別編 「HELLO!PROJECT ...
といったものを挙げていました。しかしこれはあくまでアイドルの福田さんがやった場合ということで、アンジュルムを卒業してからの企画もすでに用意してあるのではないかと推測します。(そしてけっこう儲かりそうな気がします)
ニコ生、Ust、ネット生放送の生主
2015-03-18 南波一海のアイドル三十六房 特別編 「HELLO!PROJECT ...
福田さんはユーチューバーの構想とはまた別に、家で妄想で生放送をやっているので、ニコ生か、Ustなどのネットを使った生放送もいいのではないかと思います。 ベッドの上にポンとムービーを置いて「私のマッサージ方法を紹介します」と放送をしたり、朝、メイクをしながら「今日は私の特別なメイク方法を紹介します」と放送したり、カラオケボックスで一人カラオケをするところもビデオで撮影するなどして妄想の放送を行っているそうです。これらの放送をライブで行えばかなり面白い番組になると思います。
ラジオパーソナリティー
福田さんはすでに「60TRY部」というラジオ番組に隔週レギュラーを持っているのですが、一人語りのレギュラー番組もぜひやってほしいと思います(これはもう願望です)。 家でも、自身のブログのコメント欄の内容を見ながら、「それはねえ、実はこうなんですよー」ということを答える妄想のラジオ番組を持っているそうです。
これが功を奏してか、「スマイレージステーションSS1422」というアンジュルム2期のラジオ番組に1期の福田さんがゲスト出演し、「マロテスクステーション」と銘打ち、福田さんの大好きなBerryz工房の素晴らしさを解説するという回が設けられました。そこで福田さんは他の出演者を置き去りにし、延々とBerryz工房について熱く語り尽くしました。その中で曲紹介にあたっては歌詞の一部を引用しながらタイトルを紹介して逆キューを振ってイントロをスタートさせるなど、高度なDJテクニックを披露されていました。
竹内朱莉・田村芽実『SS1422』 2014年03月02日 第59回 ゲスト:福田花音
福田さんは「伊集院光の深夜の馬鹿力」の渡辺くんのような、(古くはビートたけしのオールナイトニッポンの高田文夫さんみたいな)、隣で笑っていてくれる構成作家がいるとトークがはずむタイプではないかという気がします。
ファッション関係のモデルやプロデュース
福田さんはMILKなど、ガーリーファッションがとても似合い、青木美沙子さんやPECOさんといった方々とも交流があるので、モデルとしてのオファーや、どこかのブランドの新商品の開発や、ひょっとするとオリジナルブランドを立ち上げたりなんてこともあるかもしれません。
クールジャパンの大使的なもの
ロリータ・ファッションにもロック、J-POPにも、お笑いにも造詣の深い福田さん。2020年の東京オリンピックに向けて、ひょっとすると政府からクールジャパン的なことに関するなにかしらの要請を受けることもこの先あるかも?なんてことも予想の一つに入れておいてよいのではないかと思いました。
もちろん歌手も
一人カラオケが好きな福田さん。よく歌うアーティストは大森靖子さん、神聖かまってちゃん、東京女子流、アーバンギャルド、back number、クリープハイプなど。これらのアーティストの楽曲を福田さんがどのような感じで歌っているのか、是非見てみたいところです。
20歳からすることのできるディナーショーではハロプロ楽曲以外の歌も歌うことができるため、歌ってほしい歌のリクエストを以前ツイッターで募っておられました。歌手活動は絶対継続してほしいです。
実力センター
「つんく♂さんに『センターを取りたい』と相談したとき、つんく♂さんから『場所のセンターじゃなくて実力センター狙え』って来たんですよ。確かになあって思いました。本当に実力がある人は真ん中にジャケ写でいなくたって、この人が真ん中だなってイメージに頭の中でなるじゃないですか。だから見た目の場所なんて関係ないんですよ。私は実力でつんく♂さんが言ってくれた通りセンターを目指さなきゃなと思って頑張り中ですね。20代頑張ってます」
とおっしゃっていた福田さん。ジャケ写の中ではなく、ライナーノーツのクレジットでセンターを取っちゃおうという発想はいかにも福田さんらしいと思います。
一説によると「アイドル戦国時代」という言葉をアイドルの中で最初に発したのが福田花音さんだと言われています。アイドル戦国時代、さまざまなアイドルたちが、自分たちがいかにして他から抜け出すかを考えている中で、福田花音さんだけはこの状況を俯瞰から見て、天下を統一することを考えているのかも知れません。
ハロステで福田さんが画面に映った瞬間に、これは卒業だなと思い全身の力が抜けてしまいました。アンジュルムの福田さんを見られるのはあと半年弱。この時間を大切にして、アンジュルムの福田さんも、その後の福田さんもずっと応援していきます。