「つんく♂さんになりたい」福田花音さんが作詞家の先に目指すもの

5月20日福田花音さんが今年の秋をもってアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを卒業されるという発表がありました。


福田花音からのお知らせ、アンジュルムツアー、New Fes!、工藤カメラ、尾形ヘアアレンジ ...

将来の夢はつんく♂さん

5月26日、福田さんは自身のブログで今後作詞家の道を進むことを発表されました。

私の卒業に関して会社の方々に相談する中で、昨年末今まで書いてきた私の文章を読んでくださった方から、文章を書くことに向いているから作詞にチャレンジしてみないか?というお話をいただきました。
わたしは作詞家を目指します!|アンジュルム 福田花音オフィシャルブログ「いちごのツブログ season2 福田花音のアイドル革命」Powered by Ameba

福田さんは3月18日に行われた『南波一海のアイドル三十六房 特別編 「HELLO!PROJECT COMPLETE ALBUM BOOK」発売日スペシャル!』にて、3歳から作詞をしていたという話を披露しています。また、将来の夢はつんく♂さんになりたいということも発言しています。


2015-03-18 南波一海のアイドル三十六房 特別編 「HELLO!PROJECT ...

福田:あんまり私自分のことを可愛いと思わないんですよ。でもアイドルしてる自分は大好きです。

西口:客観的に見てる自分がいるのかな?

福田:アイドルにやって欲しいこととか、こういうとをして欲しいなっていうのを、アイドルをやってる自分に乗せてる部分があります、多分。だから楽しいです。Berryz工房さんの「恋せよ」って歌で「自分のプロデューサーは自分だ」という歌詞があるんですけど、確かに、つんく♂プロデュースだけど、自分は自分プロデュースだなと思って自分で自由にやろうって思いました。

南波:それこそポスターのインタビューも一番の締めが「つんく♂さんになりたい」って終わるんですよ。

福田:つんく♂さんになりたい。

南波:将来の夢はつんく♂さん、すごい発言だなと思って。

橋本:まあね、でも、ブログのタイトルで釣りができるんだったら、いい言葉出てくるよね、きっと。

福田:けっこう歌詞作ったりしてます。

橋本:あ、そうなの?

福田:私が考えたのは、小さい頃、3歳のときに考えた歌は「かなしみ」って歌なんですけど。

西口:待って待って。3歳で「かなしみ」!?その入口が入り口だねえ。

福田:家に出てきて。書いたやつが。字はすごく汚いんですけど、3歳で何を思ったか本当に分かんないんですけど、「男はみんな綺麗な花に寄ってくる」っていう歌詞を。

西口:えーっ!?3歳で!?

福田:3歳で書いてたんですよ。

西口:何見たらそんな景色になんのかね?(笑)

福田さんのプロデュース能力

そして「つんく♂さんになりたい」という発言のとおりに、作詞家として成功したあとプロデューサーを目指していかれるのではないかと思います。


アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Promotion edit(New Ver.))

アンジュルムの『大器晩成』のMVでは、ソロカットでここは自然な表情でという指示のところで、9人もいたら自然な表情はそんなにいらないと考え、わざと決め決めのアイドルの表情をしたり、「誰もこの半端なさ分かってない」の部分ではわざと犬のようにぎこちなく下手に踊るといった自己演出をしています。

また、ブログタイトルを「秘伝のスープのレシピ教えます」や、「花粉症の治し方」といった、いわゆる「釣りタイトル」にするなど、普通のアイドルでは考えもつかないようなところまでプロデュース能力を発揮しています。

これらの自己プロデュース能力の高さを発揮して、作詞だけでなく、総合的なプロデューサーとして楽曲制作に携わっていかれるのではないかと思います。

その他の活動も予想してみる

ここから先は、福田花音さんが、これらの仕事をしながら、さらにどのような仕事をされていくかを予想してみたいと思います。交友関係や活動の幅が広い福田さんなので、どれかひとつとは限らないと思います。どれが当たるかなという感じで予想していきたいと思います。

イベントプロデュース

アップフロント以外のアイドルとも交流が多い福田さん。ダイノジ大谷さんのようにアーティストをピックアップしてイベントをプロデュースしながら司会もするといったこともできるのではないかと思います。「まろフェス」と銘打って大きなイベントをやってほしいと思います。


福田花音さんのこれからにエールを送るダイノジ大谷さん - YouTube

エッセイスト・小説家

優れた文章能力を発揮していろいろなエピソードをエッセイとして雑誌などに連載されていかれるのではないかと思います。小説家としてデビューというのもありえると思います。

ユーチューバー

ユーチューバーというのはけっこうギャグだと思われている方が多いようですが、本人は真面目に考えているのではないかと思います。 3月18日のアイドル三十六房の中でユーチューバーになりたいと発言したときには、どんな企画を行うかの例として


2015-03-18 南波一海のアイドル三十六房 特別編 「HELLO!PROJECT ...
  • 「ブレスケアを1000個食べて握手会に参加してみた」
  • ハロコンで本当は自分のじゃなくてさり気なく℃-ute岡井千聖のインナーを着てみた」とか。
  • 「振り付けを地味に間違えてみた」

といったものを挙げていました。しかしこれはあくまでアイドルの福田さんがやった場合ということで、アンジュルムを卒業してからの企画もすでに用意してあるのではないかと推測します。(そしてけっこう儲かりそうな気がします)

ニコ生、Ust、ネット生放送の生主


2015-03-18 南波一海のアイドル三十六房 特別編 「HELLO!PROJECT ...

福田さんはユーチューバーの構想とはまた別に、家で妄想で生放送をやっているので、ニコ生か、Ustなどのネットを使った生放送もいいのではないかと思います。 ベッドの上にポンとムービーを置いて「私のマッサージ方法を紹介します」と放送をしたり、朝、メイクをしながら「今日は私の特別なメイク方法を紹介します」と放送したり、カラオケボックス一人カラオケをするところもビデオで撮影するなどして妄想の放送を行っているそうです。これらの放送をライブで行えばかなり面白い番組になると思います。

ラジオパーソナリティー

福田さんはすでに「60TRY部」というラジオ番組に隔週レギュラーを持っているのですが、一人語りのレギュラー番組もぜひやってほしいと思います(これはもう願望です)。 家でも、自身のブログのコメント欄の内容を見ながら、「それはねえ、実はこうなんですよー」ということを答える妄想のラジオ番組を持っているそうです。

これが功を奏してか、「スマイレージステーションSS1422」というアンジュルム2期のラジオ番組に1期の福田さんがゲスト出演し、「マロテスクステーション」と銘打ち、福田さんの大好きなBerryz工房の素晴らしさを解説するという回が設けられました。そこで福田さんは他の出演者を置き去りにし、延々とBerryz工房について熱く語り尽くしました。その中で曲紹介にあたっては歌詞の一部を引用しながらタイトルを紹介して逆キューを振ってイントロをスタートさせるなど、高度なDJテクニックを披露されていました。



竹内朱莉・田村芽実『SS1422』 2014年03月02日 第59回 ゲスト:福田花音

福田さんは「伊集院光深夜の馬鹿力」の渡辺くんのような、(古くはビートたけしオールナイトニッポン高田文夫さんみたいな)、隣で笑っていてくれる構成作家がいるとトークがはずむタイプではないかという気がします。

ファッション関係のモデルやプロデュース

福田さんはMILKなど、ガーリーファッションがとても似合い、青木美沙子さんやPECOさんといった方々とも交流があるので、モデルとしてのオファーや、どこかのブランドの新商品の開発や、ひょっとするとオリジナルブランドを立ち上げたりなんてこともあるかもしれません。

福田花音ちゃん♥️|青木美沙子オフィシャルブログ「青木美沙子のピンクなラブリー日記」Powered by Ameba

クールジャパンの大使的なもの

ロリータ・ファッションにもロック、J-POPにも、お笑いにも造詣の深い福田さん。2020年の東京オリンピックに向けて、ひょっとすると政府からクールジャパン的なことに関するなにかしらの要請を受けることもこの先あるかも?なんてことも予想の一つに入れておいてよいのではないかと思いました。

ニッポン新発見!⑨ 原宿×福田花音(アンジュルム) | 繊研プラス: ファッションビジネス専門紙、繊研新聞

もちろん歌手も

一人カラオケが好きな福田さん。よく歌うアーティストは大森靖子さん、神聖かまってちゃん東京女子流アーバンギャルド、back number、クリープハイプなど。これらのアーティストの楽曲を福田さんがどのような感じで歌っているのか、是非見てみたいところです。

20歳からすることのできるディナーショーではハロプロ楽曲以外の歌も歌うことができるため、歌ってほしい歌のリクエストを以前ツイッターで募っておられました。歌手活動は絶対継続してほしいです。

実力センター

つんく♂さんに『センターを取りたい』と相談したとき、つんく♂さんから『場所のセンターじゃなくて実力センター狙え』って来たんですよ。確かになあって思いました。本当に実力がある人は真ん中にジャケ写でいなくたって、この人が真ん中だなってイメージに頭の中でなるじゃないですか。だから見た目の場所なんて関係ないんですよ。私は実力でつんく♂さんが言ってくれた通りセンターを目指さなきゃなと思って頑張り中ですね。20代頑張ってます」

とおっしゃっていた福田さん。ジャケ写の中ではなく、ライナーノーツのクレジットでセンターを取っちゃおうという発想はいかにも福田さんらしいと思います。

一説によると「アイドル戦国時代」という言葉をアイドルの中で最初に発したのが福田花音さんだと言われています。アイドル戦国時代、さまざまなアイドルたちが、自分たちがいかにして他から抜け出すかを考えている中で、福田花音さんだけはこの状況を俯瞰から見て、天下を統一することを考えているのかも知れません。

ハロステで福田さんが画面に映った瞬間に、これは卒業だなと思い全身の力が抜けてしまいました。アンジュルムの福田さんを見られるのはあと半年弱。この時間を大切にして、アンジュルムの福田さんも、その後の福田さんもずっと応援していきます。

私の心

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