鞘師さんの卒業の理由はセンターの重圧からではないのではないか
鞘師さんの卒業が思った以上に応えて、未だに調子が悪い今日このごろです。
鞘師さんがもっと長くモーニング娘。に在籍して、これからのモーニング娘。がどう成長していくのかを見たかったという思いが、どうしても拭いきれません。
それにつけても、どうしても気になるのが鞘師さんの卒業の理由です。なぜここで卒業コンサートもせずに卒業するのだろう。このことをずっと考えていました。そこで、いろいろ考えているうちにこんな臆測が浮かびました。
それは、鞘師さんは、ずっと前からこのあたりで卒業しようと考えていたのではないかということです。
2015年11月15日、柳原可奈子さんは、自身のラジオ番組「柳原可奈子のワンダフルナイト」の中で鞘師さんの卒業について
今までのパワーがなんか出ないっていうときって、どんなときでもあると思うんだよね。
人前に出てるんだけど、期待しないでって思うときってあるんだよ。
きっとここは本当に憶測よ。だけど私と鞘師ちゃんはちょっと似たようなところがあって。
鞘師さんは『人様に見て頂くには今の自分は不十分じゃないだろうか』
と考えて60点のときだと「ああ、私100%じゃないのにお見せしちゃった」
と思ってしまうタイプの人なんじゃないかなと。
でも私はそういうときはファンに甘えていいと思う。
ファンも120%でずっと応援できる気持ちがあるときだって少ないわけだから。
とおっしゃっていました。
鞘師さんは卒業後何をするかについて、海外にいって語学やダンスを勉強したいということをブログなどで述べていますが、
柳原可奈子さんのように、鞘師さんの卒業理由として、鞘師さんがストイックなために、自分のパフォーマンスに納得がいかず、また、センターのというポジションの重圧も重なり、疲労が溜まってしまったからではないか、勉強というのは二義的なもので、しばらく休養したいというのが一番の理由なのではないかというのがファンの間でも一般的な考えになっているように思います。
しかし、卒業発表の翌々日の「ヤングタウン」を聴いてから、そうではないのではないかと思うようになりました。さんまさんは鞘師さんに次のようにおっしゃっていました。
思い切った決断をした。偉い。
人生長いからちょっとでも悔いのないように。
悔いが一つでも人より少ないと人生、ひょっとしたら成功かも分からへんねん。
俺はもう大正解と思ってる、鞘師の決めたことは。
やっぱりやりたいことを思いついたときにやろうっていう決断って。
モーニング娘。の鞘師はなくなるわけやんか。
これから先どうなるかも全く見えない道を選ぶって。
それをここで英断するこいつのしっかりさ加減っていうのはやっぱりすごいなあって。
これを聞いて、鞘師さんはモーニング娘。ともう一つ大きな夢があって、その夢とモーニング娘。で、モーニング娘。よりも夢のほうを取ったのではないかと思いました。
かつてASHで鞘師さんを指導していたCHRISさんは鞘師さんを評して、
『こう言うのもなんですが、はじめ、彼女はハロプロでさえもったいないんじゃないかと思ってたんですよ』
第7回「運営スタッフインタビュー その2」CHRIS(ダンサー) |[特集]アクターズスクール広島 その秘密に迫る! | LoGiRL|ロガール
https://logirl.favclip.com/article/detail/5712176882909184
とおっしゃっていました。モーニング娘。よりも大きなものを手にする才能があるということを。
CHRIS先生のような人になりたい、世界的なエンターテイナーになりたいという目標を鞘師さんは幼い頃から思っていたのではないかと思います。
世界的なエンターテイナーとはどんなものかというと、
- ダンスの世界的なコンテストで入賞
- 世界的アーティストのバックダンサーになる
- 世界的なダンスパフォーマンスチームの一員として活躍する
といったことが挙げられると思います。そしてそれを足がかりに、それまでに語学を磨いておいて、ミュージカル界で活躍するというのもありえるのでないかと思います。
小さい頃から『世界的なエンターテイナーになること』と、小さい頃から好きだった『モーニング娘。に入ってモーニング娘。を一番にする』こと、
この2つが鞘師さんの夢だったのではないかと思うのです。
モーニング娘。を一番にすることがどういうものであるかというと
- ニューシングルの発売のときにMJやミュージックステーションに常連として出られるようになる。
- 武道館がツアーファイルというのが当たり前という状態になる。
- 横浜アリーナや東京ドーム、SSAなどの大箱でコンサートができるようになる。
- 世間一般のほとんどの人が鞘師里保、モーニング娘。のメンバーの顔と名前を知っているという状態になる。
- シングルの発売週の売上枚数が50万枚以上というのが平均になり、100万枚以上の大ヒット曲を出す。
- ドームツアーができるようになる。
- 世界進出、ワールドツアーができるようになる。
といったところではないかと思います。既に現時点で叶っているものもあります。
もし、世界的なダンサーになるのであれば、早くアメリカに行って本格的な修行をしたほうがいい。
一方でモーニング娘。を一番にしたい。
というのであれば、
17、8歳ぐらいまでにモーニング娘。を一番にして、アメリカに行こうというプランが鞘師さんの中でハロプロに入る前からひょっとしてあったのではないかと。マー君が自チームを日本一にしてからメジャーに行ったように。
しかし、現時点で、鞘師さん20歳から22歳くらいまでモーニング娘。にいれば、これらの夢の多くを叶えることができるかもしれないが
そこまでモーニング娘。にいるとなると、世界的なダンサー、そしてそのあとのエンターテイナーになるという夢は諦めなければならない、
そうなると、どちらかの夢は諦めないといけない。
どちらを取るか
ここでモーニング娘。を卒業したら、ファンの人たちの期待を裏切ることになるのではないか
というところで悩んでいたのではないかと思います。
そのとき、鞘師さんにとって幸か不幸か、ファンの人たちは、「鞘師さんはセンターの重圧で悩んでいる、ひょっとしてぼっちというネタとかにも傷ついているんじゃないか」
ということで悩んでいるのではないかと考えたので、最初のうちは、自分の本心を悟られなくて良かったと思っていたものの、だんだんファンの人たちの声が大きくなるにつれて、いろいろ励ましてくれることが逆に心苦しくなり、本来ではもう少し先に予定した卒業を事務所に相談して早くしてもらったのではないかと思うのです。
これは私の完全な憶測です。客観的な証拠となるものはありません。
これも憶測ですが、鞘師さんはモーニング娘。に復帰というのも将来ありえるのではないかと思うのです。
さんまさんは次週のヤンタンで
鞘師、卒業なんて別に撤回してもええねんで。
アメリカのスポーツ界じゃしょっちゅうある。
盛大なセレモーニーしといて「やっぱりやります」とか。
ジョーダンなんてオーナーから現役に復帰したんやから。
とおっしゃっていました。
今回の卒業は本当の卒業ではない。広島の大エース黒田のように、『世界の鞘師』となって日本に戻りモーニング娘。に戻り、卒業コンサートを行う。こんな卒業のしかたが鞘師さんには似合うのではないかと思うのです。